前田克己の発言 (治安及び地方制度委員会)
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○政府委員(前田克己君) それは実は学問的な、非常にむずかしい問題であります。府縣自治團体の、元を申しますれば総て國家事務でありますが、これを如何に分配するかということになるのであります。そのはつきりした線は引いて引けないことはないと思います。ただこれにつきましては、学問的に研究いたしましても、いろいろな議論がございまして、幾通りの結論も出て來るので、結局その意味において、非常にむずかしいということになるのでありまして、只今のところ、まだそういう理論的な研究は私共の方でも不十分であります。併しこの問題が結局根本的にしつかりした理論的な立場から研究いたしませんと、その場限りの議論になります。今実は都内でそういうことも研究いたしておるのでありまするが、具体的の問題の方が非常にやかましくなつたために、こういうふうな個々の機関をとり上げて問題にするその方が、先走りいたしましたような状況であります。今少しく時日をお仮し下されば、一應理論的にももう少しはつきりしたことを御説明し得るのではないかと思つております。