松野頼三の発言 (農林委員会)

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○松野委員 今民主党で一番農政通といわれる河野さんが農林大臣になられましたことに対し、まず第一に私たちも敬意を表します。もちろんこの前の委員会でごあいさつのように、あえて特別短命内閣だから、大きな治績をただちに期待することができないというお話も拝承いたしました。しかし昨日は鳩山総理大臣から、とにかく内閣を担当した以上、今日の問題、差迫つた問題もたくさんあるから、十分政局を担当するという力強い御発言があり、また昨日、厚生大臣は私の質問に対しても、相当大きな抱負経論を述べられて、来年の予算にまで言及されております。そうなりますと、勢い日本の産業として一番多数の人口を擁する農林行政についても、当然御所信がおありになるだろうと思いますから、河野農政で前の農政と特にかわつたようなところ、また自分の所信としてかわるべきところという点を、あらためてひとつこの委員会を通じて全国民に御発表を願いたい。報道関係におきましても相当問題点は御発表になつておられますから、本日あらためてこの委員会を通じて御発表願いたい。これは報道の話ですから、この内容はどうか私も存じませんが、少くともこの中においての大きな問題としては、米の問題を第一に御発表になつていらつしやる。この米の問題については、党の政策から申しますと、自由党も相当以前から発表いたしております。ことにこの前の新党協議会当時の政策が、このたびできました民主党の政策になつておるところを考えますと——実は新党準備会のときの農政というものには、かく言う私も政策委の一員として参与し、筆を入れております。また現在農林委員長の綱島君も農林政策には筆を入れておるので、文句の上では相当われわれ自由党に似たところはございますが、しかし要するに政治というものは文面ばかりじやなしに、どういう精神で政治をやるかということが大事なことです。従つて私は、米の自由販売と申しますか、あるいは統制撤廃と申しますか、どちらか知りませんけれども、河野大臣の所信は、米の問題に関しては自由主義的な方向に進むんだというふうに文面で現われておりますか、どういう意味でこれをおやりになるのか。長所、短所及びその一・二の例を御発表願いまして、全国民の関心の一番多い点だけをこの委員会を通じて明確に——どういう意味で米の統制を撤廃し、どこにねらいを置き、どういうところに長所があるのかということを、簡単でけつこうでありますからお伺いしておきたい。同じような文面が出ておりますので、われわれはまず第一にその根本精神だけをお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 松野頼三

speaker_id: 26627

日付: 1954-12-18

院: 衆議院

会議名: 農林委員会