河野一郎の発言 (農林委員会)
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○河野国務大臣 多年研究しておられる足鹿さんのお説、傾聴いたしております。あなたのおつしやること以外に私はやることはないのでありまして、あなたのおつしやることを実行すれば、そこに非常に優秀な農村が形成される、こう考えたのです。ただこの機会に一言つけ加えさしていただきますことは、従来とかく国家財政に相当の無理をしてでも、農村の土地改定の重要性にかんがみて施策して参りました土地改良の問題が、非常に広汎にわたり過ぎまして、しかも施工完成の時期が長期にわたり過ぎまして、農村をして非常に失望せしめているような事例が私は多いと思うのであります。こういう点につきましては、もし許されるならば、なるべく重点的に短期間に順次完成して参るようにすることができれば一番けつこうではなかろうか、こう考えております。しかし何分今まであまりに店を広げ過ぎているきらいがありますので、これを一時に重点的に切りかえるということは、なかなか困難があると思います。これは農林委員会の諸君等の特に御協力がありまして、そうして現在施工しつつあるものにつきましても、もしこれをあとに延ばして、そうして重点的に早く効果の上るものもしくは必要度の高いもの等、もしくは地元民の協力の熱意等々にかんがみまして、これが多少でも整備することができますれば、一番日本農政のために必要であろうと思うのでありまして、但しこれは足鹿さんのおつしやるように、それじや元の予算を減してそれをやるつもりかというと、決して私はそうは考えておりません。なるべく金額は多い方がよろしい。しかしこれは財政と見合うことでありますから、私は今ここで幾らどうということは申し上げかねますが、それに対する熱意は決して欠いておるものでないということを御了解を得たいと思うのであります。