青山正一の発言 (水産委員会)
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○青山正一君 ここに案がありますが、ちょっと読みます。
ビキニ水爆実験の補償に関する件(案)
昨年三月ビキニ環礁において、米国が行なった水爆実験により、わが水産業のこうむった損害の補償に関し、政府は今般慰謝料二百万ドルの受諾をもってすべてを解決しようとしているが、慰謝料二百万ドルの金額は実際損害額二十数円に比しあまりに少額であり、かつ慰謝料として受諾したことは、米国の法律上の責任に基く賠償を行なったものとは考えられない。米国政府との折衝の経過を見ても、水爆実験の違法性を明確にせず、また今後の原水爆実験に対する禁止並びに被害防止についても、何らの保障が行われていないことはきわめて遺憾である。
事件解決に関する今回の措置により漁民の損害に対する補償並びに原水爆実験の防止に関する責任は今後日本政府にあると考えられるに至った。
よって政府はこの際左記事項に関する適切なる措置を行なって、本問題のすみやかなる解決をはかるべきである。
一、漁業者のこうむった全損害を政府の責任において補償すること
二、国民の最も憂慮している原水爆実験の禁止に関し最善を尽すこと
三、原水爆実験により水産業に及ぼす被害を完全に防止するとともに万一損害があった場合はこれが完全なる補償を行う旨を明確にしておくこと
右決議する。
以上が案でありますが、これは委員長の方において適当に緑風会のそれぞれの御意見も取り入れて一つ御訂正願って、十分検討していただきたいと思います。以上。