桜沢東兵衛の発言 (公職選挙法改正に関する調査特別委員会)

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○桜沢説明員 去る二月二十七日の総選挙の結果につきまして、ただいまお手元に結果調べの参考表をお配りいたしておきましたので、ごらんいただきたいと思います。
 今度の選挙の結果につきましては、表でごらんいただきますと詳しい御説明は要らないと思いますが、今回の選挙の結果は、二十七年の十月選挙に比べますと投票率は若干低下しておりますが、前回の二十八年の四月選挙に比べますと今回は約一%近い投票率の上昇を見ておる次第でございます。全国的に見まして、当日は一部が天候が不良でありました関係で、投票成績が前回よりも若干落ちたような結果になっておりますが、選挙の行われました全般的の状況は、今回は管理上大した問題も起らず、大体順調に行われたものと思います。ただ、今回行われた選挙の中で若干の問題があったわけでございます。それは、静岡県の藤枝市におきまして、投票当日投票用紙が投票前に紛失いたしておりまして、これがために約一時間ばかり投票がおくれたという問題がございました。それから、氏名掲示の誤まった問題で、富山県の高岡市、大阪の東住吉区、滋賀県の野洲郡の兵主村、愛媛県の伊予郡岡田村などに氏名掲示が誤まって掲示されておったという問題がございました。この中で、富山県並びに大阪の問題は、選挙無効の訴訟が提起されておるのでございまして、ただいま審理中でございます。それから、立会演説会の告知用のポスターの掲示を誤まった問題、これは福島県の伊達郡霊山町と千葉県の成田市にございまして、告知用のポスターの党名を誤記したという問題でございます。それから、選挙公報の印刷誤まりの問題、これは山口県に起った問題でございまして、一候補者の公報の末尾の文を他の候補者の末尾に誤まり印刷してしまったという問題で、これはさっそく印刷をし直しまして、直ちに前の誤まった分を回収して配布し直してございます。それから、詐偽投票が行われたという問題、これは長崎県の対馬の佐須奈村と石川県河北郡の森本町、この二カ所に詐偽投票の問題がございまして、これはいずれも検察当局において捜査中でございます。それから、選挙公報の掲載申請の受理が拒否されたという問題、これは公報の締め切り時間が経過してから公報の掲載申請を持って参りました関係で、この掲載申請が受理を拒否されたという問題で、秋田県、愛知県並びに鹿児島県に起った問題でございます。以上が今度の二月選挙における管理上の問題と申しまするか、ただいま訴訟の行われておる問題、並びに訴訟の提起はございませんが、当時問題になりましたこと、さらに検察当局においてただいま捜査中の事柄でありまして、これらはいずれも関係者におきまして十分の注意をいたすように監督をいたしておったのでございまするが、現地におきまして関係者の全くの不注意によるものが多いようでございまして、大へん遺憾に存じておる次第でございます。
 管理上の問題となりました問題を、簡単でございますが、以上御報告させていただきます。

発言情報

speech_id: 102204219X00219550527_004

発言者: 桜沢東兵衛

speaker_id: 26885

日付: 1955-05-27

院: 衆議院

会議名: 公職選挙法改正に関する調査特別委員会