門司亮の発言 (地方行政委員会)

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○門司委員 一応お答えを得ましたので、それ以上話す必要はないと思いますが、ただ多少われわれの意見と食い違いがあるようであります。
 なおもう一応聞いておきたいと思いますが、税の性格が自主財源に変らなければならなかった最大の原因はどこにあったかといえば、一つは、従来のような交付金のあり方では、国家予算に左右されて、確定したものが得られない。そこで確立財源としての建前から、当然これを交付税という一つの自主財源の性格に戻すべきであるということが、一つの大きな原因であったことに間違いはないと思います。従って政府をある程度制約する一つの地方財源の見方からすれば、私は今の知事会の意見でよろしいかと実は考えます。しかし、現実の自治行政のあり方と財政のあり方については、やはり一つの方向が必要である。財政的にこれを調整しようとする一つの見方と、もう一つの見方は、財政に自主性を与えて、自治体が憲法に定めておりますような、いわゆる自主的自律性を持っていくことは、最も望ましい姿である。そういたしますならば、この交付税が自主財源として予えられた限りにおいては、少くとも自主財源としての性格を当然これに付与すべきであると思う。表面上は自主財源として取り得たが、内容は調整財源と同じであるということであってはならないと思う。それのもう一つの理由は、地方財政の関係においては、できるだけ調整財源を少くして、自主財源をふやしていく。今日通常使われております交付団体を減らしていく、不交付団体をふやしていくという財政調整が行われなければ、いつまでたっても、私は地方の自治体の独立、自律性はあり得ないと考える。この点、知事会の意見は、表面の問題だけにこだわり過ぎている。もう少し地方自治体全体の自主的の考え方がここで織り込まれることが、今日の状態では重要ではないかと考えます。言葉を返すようですが、答弁していただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 102204720X03819550712_021

発言者: 門司亮

speaker_id: 34525

日付: 1955-07-12

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会