下村定の発言 (内閣委員会公聴会)

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○下村公述人 自主的と申しますのは、自分だけでやるという意味ではない。どんな強い国でも、目下の情勢、ことに将来におきましては、いわゆる集団防衛化でなければ国防は全くできません。従って私がかりに自主的の国防計画を立てるとか、国防の基本方針を立てるというのは、その条件下においての話です。もう少し詳しく申しますと、どういういくさを、日本はいやだけれども、考えなければならぬか、どういういくさが行われるか、そのときには、日本としてでなく、全般としてどういう防衛をやったらいいか、そのうちで日本が自分で担当すべきところはどれだけあるか、集団防衛の援助によらなければならぬことはどれだけであるか、そこをはっきりする、それを私は自主と言う。アメリカの言う通りに引きずられて、お前のところは陸軍だけでよろしい。よし、十八万作る。これはいけない。あなたの方はそうかもしれぬけれども、私の方には私の方の目標があり、目的がある。だから今は十万しかないけれども、先は必要に応じて作るかもしれない。それよりも私の方はもっと新しい戦力の方がほしいのだから、その戦力の根を今からはやしておかなければならぬ。だから陸上の兵力をふやすということはちょっと待ってもらいたい、これが自主的だ、そういう意味であります。

発言情報

speech_id: 102204914X00119550725_023

発言者: 下村定

speaker_id: 3743

日付: 1955-07-25

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会公聴会