青柳秀夫の発言 (決算委員会)
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○青柳秀夫君 私は自由党を代表いたしまして、昭和二十八年度の決算三案に対し承認を与えんといたします。しかしこれを承認するに当りましては、ただいま決議がございましたが、その決議の趣旨に沿うて強く政府に次のことを要望いたすものでございます。
簡単に申し上げますが、政府のこの予算の執行を見ますると、会計検査院の指摘のございまするように、年々多数の不当、不正の事案がございまして、まことにこれは遺憾でございまするが、その中でも特に目立ちまするものは、補助金に関する執行がきわめてまずい点でございます。この国の予算は、申すまでもなく国民の貴重なる税金からなっておるものでございまして、一円、一銭といえども、これが不当、不正、むだに使われることは断じて許すことができないのでございます。しかるにこの補助金等につきましては、非常にその点が乱れておりまして、これを改めなければ、とうてい国民の期待に沿うこともできず、また国の繁栄もできないと思うのでありまして、この点は特に政府におかれまして、強くこれが改善に努力をいたされたいのでございます。私がこの決算報告等を見まして、またそのうちの特に感じましたことは、これは根本的に国費に対する観念が一部誤まっておるのではないかという点でございまして、この点は特に一つ補助を受ける側におきましても、また補助を出される側におきましても、特に注意をいたされたいのでございます。もしも誤まって必要以上の補助を受けるがごときことは、まことに不名誉であり、恥であるという強い考えを持っていただきたいと同時に、これを査定される側におきましても、万全の注意をもって、周到な注意をもって、必要なるものはもちろんこれを交付しなければなりませんけれども、必要以上のものをむだに出すというようなことはまことに遺憾な次第でございます。その件数が相当多い上に、私が残念に思いまするのは、中に悪質なるものがある、この点でございまして、どうかこういう点につきましては、政府御当局におかれまして特に注意をいたされたいのでございます。その査定に当られる方々においても、ずいぶん努力はされていると思いまするけれども、どうかこれに当っては、もし誤まった場合においては、職を辞するくらいの、強い責任感のもとにことに当るならば、かような誤まりをすることは減ってくると思うのでございます。どうかこの点に強い注意を払われまして、ただいつもすんだことだから、適当なる釈明をすればいいというような、一時逃れの気持ではなしに、真に努力したと思える強い気持のもとに、貴重なる国費の使途について、特段の注意を払っていただきたいのでございます。この点を強く要望いたしまして、この決算を承認いたすものでございます。