森下政一の発言 (地方行政委員会)

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○森下政一君 太田自治庁長官がお見えになっておりますから、この機会に、御高見を伺っておきたいのですが、交付税率が増強された、これは地方財政の赤字を解消するのに非常に役に立つ。これは言うまでもないことだと思います。ただ今のような交付税制度というものがとられておる限りにおいては、この率が多くなればなるほど、地方財政はゆとりができてくるんだと思うのです。そんなら結局これは地方の自主財源がふえたのかというと、そうじゃないと思うのです。それは地方がますます国にたよらなければならぬということが深刻になってくるだけのことなんで、ほんとうに地方の自治を伸長していくという点から考えると、私は交付税なんというものは多くならぬ方がいいんだという考え方を持っておるのです。衆議院の社会党あたりでは、何でも交付税率を二七%というような議員提出の法案がもう出ているのではないかと思うのですが、こういう制度が認められておる限りにおいては、そういうふうになるべく交付税率を引き上げていこうというような努力をする者が出てくるのだと思いますが、私はほんとうは、これは自治の伸長という点から言うと逆行であって、交付税というものはだんだん減っていく、しまいにはなくなってしまう、そのかわり地方のほんとうの自主財源というものを増強していく、交付税でまかなっておったものを逆に自主財源にかえていく、これはなかなかむずかしいことだと思いますが、その方が自治の伸長のためには、本来の姿でなければならぬ。自治庁長官がもし同じような意見を持たれるとするならば、それに努力されるということが、ほんとうの抜本的な地方財政の救援ということになるのではないかと、こう私は思うのです。私の考え間違っておりますでしょうか。

発言情報

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発言者: 森下政一

speaker_id: 28977

日付: 1956-04-30

院: 参議院

会議名: 地方行政委員会