天埜良吉の発言 (運輸委員会)

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○天埜政府委員 港湾の整備の関係の予算の要旨について御説明申し上げます。運輸省の重要事項の概要の三ページの四番、港湾の整備のところと、それから配付してあります資料の第六号をごらん願いたいと思います。
 三十二年度の港湾関係の公共事業費の予算の要求につきましては、第一番目に港湾の取扱い貨物量、入港船舶等が非常に増加いたしましたこと、また船型増大の傾向が非常に世界的でありまして、このようなことに対処し、かつ輸送力の増強並びに産業基盤の育成に寄与するというような点から、予算要求をいたしておる次第でございます。
 そのうちの第一は外国貿易に関係のある港湾を整備しまして、特に京浜、神戸、名古屋、四日市、大阪、洞海というような諸港を整備していきたい。次が工業原材料の輸送に関係のある港湾を特に整備していきたい。第二項といたしましては貨物並びに旅客の輸送力の強化をはかるために、地方の中小港湾及び離島、僻地の港湾を重点的に整備していきたい。第三項としまして港湾内における船舶の災害を防止するために、防波堤等の外郭施設及び水域施設の整備をはかるとともに、小型船に対する海難防止のための避難港を整備していきたい。四番目に海岸法の制定によりまして、運輸省所管の海岸保全事業を行なっていきたい。第五番目に北海道の関係につきましては、特に工業原材料の輸送港並びに北洋漁業の根拠地である諸港の整備を促進していきたい。六番目には港湾災害の復旧事業につきましては、原則として残事業の約五〇%を完成するように措置していきたい。この五〇%は残事業の五〇%でありまして、進捗率から申しますと八七%進捗するようにしていきたいというふうに考えております。七番目には特別失業対策事業費といたしまして、都市における失業者の吸収のために、港湾事業のうち、労務費の大きな事業を選びまして、失業救済のために特別失業対策事業を実施していきたいという予定であります。
 その次に項目別に載せてございますが、港湾の第一項が港湾事業費、三十二年度は五十五億九千一百万円を要求いたしております。前年度は三十六債五千百万円でございました。次が港湾災害関連事業費の方でございますが、三十二年度は六億八千万円、前年度は五億四千九百万円でございました。それから港湾災害復旧事業費は二十二億六千七百万円、前年度は二十億五千百万円、港湾等事業附帯事務費が九千七百余万円、前年度は八千万円でありました。合計内地の方が八十六億三千五百万円要求しております。前年度は六十三億でございました。それから北海道につきましては十一億六千六百万円を要求いたしておりまして、前年度は七億八千九百万円でございます。合計百十一億六千六百万円、そのほかに特別失業対策事業費補助を四億五千七百万円計上いたしております。前年度は四億五千万円でございました。総計は百二億五千九百万円を要求しております。前年度は七十五億七千二百万円の要求でございました。
 各項目別につきましては、お手元の資料にございますように、このような各港湾について、最初に申し上げました方針に従って整備をしていきたいというふうに考えておる次第でございます。

発言情報

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発言者: 天埜良吉

speaker_id: 7806

日付: 1957-02-19

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会