松尾泰一郎の発言 (商工委員会)

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○政府委員(松尾泰一郎君) アジア地域といいますものは、率直に申しまして、はっきりした定義もないようでありますが、一応われわれとしましては地理上のアジアというふうに考えております。で、非常に厳密に言いますと、はっきりした基準はないというのが正しいようでございます。一応ここで言います、アジア地域と申しておりますものは、まずヨーロッパとアフリカとそれから大洋洲との境界をと申しますと、ヨーロッパとの境界はウラル山脈、カスピ海、それからコーカサス、黒海、ダーダネルス海峡、それと、もちろん地中海も入りますが、その線を一応ヨーロッパとの境界と考える。それからアフリカとの境界は、スエズと紅海とを結ぶ線、それから大洋洲との境界はニューギニアとモルッカ諸島との線というふうに解釈いたしております。それよりも東で、アメリカ大陸との境界はべーリング海が境になりますから、北をさしているわけであります。もちろん、中共もシベリアも含んでいるわけでありまして、一応アジア地域というものはそういうふうに本法では了解をいたしております。
 それから等と申しますものは、先ほども御説明をいたしておりましたように、調査の重点をアジア地域に置いたのでございますが、その業務を妨げない範囲におきまして、いま少し範囲を広げまして、中南米とか、あるいはアフリカとかというふうな地域までも及ぶ、要するにアジア地域よりも狭いということではございませんので、アジア地域以外の地域、その他の地域も考えているわけでございます。ただアメリカなりヨーロッパ諸国はどういうことを含むのかという御質問もあろうかと思いますが条文的に見ますともちろん含むということになるわけでありまするが、何分そうなると結局世界全部を調べる、こうなりますと、とてもこういう研究機関の予算、その他の関係もございますので、そこまで手を広げられませんし、また先進国の方は非常に調査がいき届いているということでありまするので、まあそういう調査研究がいき届いておらぬ非工業国といいますか、後進国を、その他の地域におきましても考えている、こういうことでございます。

発言情報

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発言者: 松尾泰一郎

speaker_id: 13240

日付: 1960-03-17

院: 参議院

会議名: 商工委員会