石原幹市郎の発言 (日米安全保障条約等特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(石原幹市郎君) お答えいたします。昨日の羽田空港における情勢につきましては、もちろん治安当局といたしましても各方面からの治安情報をもとにいたしまして、当日は全学連反主流派が約四千名ぐらい来るであろう、労組方面が五千名ぐらい来るであろうという情報をもとといたしまして警備態勢を立てておったのであります。しかし、当日はハガチー氏にいろいろ抗議文書を出すとか、抗議の面会を求めるとか、こういうことを中心にいたしまして、不法越軌行為はやらない、こういう前提の情報であったのであります。そこで警備力もフィンガーでありますとか、ロビーであるとか、あるいは弁天橋、ああいう周辺に主として配備をしておったのでございまするが、昨日の事件は、いろいろの見方もございますけれども、ふとしたことから弁天橋付近におりました労組員の大衆が空港内にかけつけて入り込んできた。それを一応ハガチー氏の車は大部分は通り抜けたのでありますが、最後に千名ばかりの労組の団体にひっかかり、そこへ通り抜けて去った方の連中も押しかけ、あとからまた学生の集団が乗るという事態によりましてああいうことになったのでありまして、まことに遺憾しごくに思っておりますが、先ほどお答え申し上げましたように、今回は従来予想していなかった反主流派であるとか、総評会議の指導のもとに入っていると思われる者がああいう越軌行為をいたしましたので、今後につきましては、さらに万全の情報を集め、対策を立てていきたい、かように思っておるのであります。
警察官につきまして非常に御理解ある、御同情ある御発言をいただいたのでございまするが、当局といたしましては、三十四年から三カ年で、ただいま一万名の増員計画を続けて参ってきております。装備その他につきましても、内容の改善充実等に毎年々々相当の予算の増額を願っておるのでございます。十分ではございませんが、今後とも警察力の充実につきましては、十分努力をして参りたいと思っております。
また、今回九州三池の事件あるいは東京のこういう警備事件等に要しまする国費面の部分につきましては、政府は、総理以下大蔵大臣、各大臣の御協力を得まして、警察当局が要望しておりまするいろいろな予算の大部分を認めてもらいまして、今後警察の活動に不安といいますか、不満のないように努力を続けておる次第でございます。