苫米地英俊の発言 (日米安全保障条約等特別委員会)

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○苫米地英俊君 ただいまの総理のお考え、私も同感であります。英国の国会においては、議長の命令に従わない者は直ちに退場させられる。議長のその命令に従わない者は除名される、こういうふうな機構になっていると承知しているのでありますが、日本では、議長の命令を聞かないだけではなく、議長を軟禁してそれが当然であるようなことを言うている。多数横暴であるから、これに対しては抵抗権以外にはないのだということを言っておりますのみならず、国会において、自分が反対した法案は、悪法だから守る必要がないと国会議員が言うている。この状態では、私は民主主義は実施できないと思うのであります。しかるに、言論機関はその大切なところを抜きにして、総理が反省しないとか、自民党が相変わらず強引だとかというようなことばかり言うているのでありますが、私はその前に、日本を憂えるならば、言論機関はもっと慎重であるべきだと思いますけれども、現在のような学校制度において教育せられた左翼的な人々が、最後の就職点はどちらかというと、新聞社と学校であります。新聞社と学校は無条件にこういう人々を取り入れている。私はそういう実情を見るときに、先ほど文部大臣からお話がありましたけれども、早急に大学教育というものを考え直す必要があるんじゃないか。これは世論の力も必要でありますし、各国の制度の研究も必要である。とにかく大学を今のままにしておいて、日本の正常なる、正しい平和と安全を期することは困難であると思うのであります。
 だいぶいろいろ各条項についてお伺いいたしたいのでありますが、私はきょうは質問をこの程度にとどめて、残余は次回に行ないたいと存じます。

発言情報

speech_id: 103414961X00619600611_022

発言者: 苫米地英俊

speaker_id: 11467

日付: 1960-06-11

院: 参議院

会議名: 日米安全保障条約等特別委員会