近藤信一の発言 (商工委員会)
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○近藤信一君 ただいま提案説明がございました自転車競技法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、この改正案に対する私は基本的な問題で通産大臣に若干の質問をいたします。
まず問題といたしまして、私どもは競輪の存廃について大臣の所信を承りたいと思うのです。それはなぜかと申しますならば、競輪廃止という問題が各地方自治体においても、それぞれ決議されたところもございますし、大体競輪の社会悪ということが非常に叫ばれまして、順次その廃止の方向へ各地方も進んできておるのではないかと思うのです。大臣も御承知のように、競輪によるところの弊害というものは非常に大きいものがあるわけなんです。この競輪によるいろいろな犯罪も行なわれておる。さらに一家心中等もよく新聞等でも見受けられるわけなんです。これは昨年から今年にかけまして、約一年ちょっと新聞に出たのだけでも約三十件ほどあるわけなんです。殺人だとか強盗だとか心中、こういう事件が一年で新聞に出ただけで三十件ほどもあるわけなんで、まだこれの表面に出ないいろいろな家庭的な問題もたくさんあるのじゃないか。こういうことを考えてみますると、やはり競輪の及ぼす影響というものは非常に大きな影響を私は及ぼしておると思うのです。競輪を廃止したらどうか、こういうような世論は国民の中から相当きびしく盛り上がっておるわけでございます。さらに競輪審議会が昨年設けられまして、これの存廃の意見を聞いたらどうか。こういうふうなこともございまして、競輪審議会におきましては、そのようなことで、昨年の委員会でも私どもしばしば申し上げたわけでございまするけれども、いわゆる競輪審議会の委員の選出の方法にもこれはおかしいものがある。というのは、やはりあの審議会に参加しておる人たちは、存廃ということが問題でなくして、運営というふうなことに重点が置かれておる。こういうようなことから、これは諮問する前に廃止なんていうことは問題にならぬということがおおよそ予想されておったわけでございますけれども、やはりあの審議会の結果は、存廃をどうのこうのというのじゃなくして、運営をどうするか。こういうようなことで何か自粛してどうとかこうとか、こういうふうなことを言われておるわけなんで、そういう点から考えますと、やはり私どもは根本的な問題としては、やはり地方からも競輪の廃止という問題等も非常に盛り上がっておるやさきでございまするから、この競輪の存廃について、新たに今度通商産業大臣に就任されました石井通産大臣に、私はこの競輪の存廃についての基本的な考えについて所信をお伺いしたいのであります。