中山マサの発言 (本会議)
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○国務大臣(中山マサ君) 政府の社会保障に対する態度が変わったのではないかという御心配のようでございましたが、わが総理大臣におきましては、私はずっとお供をして遊説として歩いておりましたが、いずこにおきましても、減税、公共投融資、社会保障というものは三本の柱、すなわち、かなえの三本の柱である、だから、これが一本でも欠けたならば池田内閣の施策というものは完全なものではないと、国民にお約束をなさいましたのでございまするから、曾祢議員にはどうぞ御安心を願いたいと私は存じております。それで、社会保障費の新政策に占める地位はどうかという御質問でございましたが、これまた、わが厚生省におきまするところのいろいろなるパーセンテージのページをお開きいただきますれば、自然、毎年逐次パーセンテージは上がっているということが、賢明なる曾祢議員にはおわかりいだだけると私は思うのでございます。結局、所得倍増論というのがわが内閣のこれは大いなる柱でございまするから、御心配のように所得倍増のできない層もあるということでございまするので、この人たちのためにも、厚生省といたしまして政治のバランスをとるために私どもはがんばっておるのでございますから 必ずや御満足いただけるようになる、かように思うのでございます。
国民年金の問題でございまするが、私が申し上げるまでもなく、この国民年金制度というものは所得を獲得するところの制度でございまして、いわゆる社会党の方々にも、また社民党のお方々……。(笑声)民社でございますか、そのお方々、及び学者のお方々をもって構成するところの社会保障制度審議会におきましてこれが御検討をいただきましたのに基づきまして、わが党がこれを国会に提出をいたしまして、三十四年の国会におきまして十分なる御審議をいただき、そうして国会を通過いたしたのでございますが、国会の御意思に従って私どもはこれを進めていく考え方でございます。いわゆる巷間伝えるところによりますれば、民主的といわれるところの総評、社会党、民社党におきましては、これを延期せよという御意見がございますが、それは国会軽視ではなかろうかと私は考えております。(拍手)そういうわけでございますから、私ども国会尊重を唱えている議員におきましては、これを国会の意思に沿うていくことが私は当然のことであろうと思います。しかし、巷間言っておりますように、人が死んだときに、それならばどうするか。かけ捨てをきらうという、これは人間のあたりまえの考え方でございまするが、この問題につきまして、一時の死亡年金を、一時年金の制度にしようということを考えております。御承知の通り、これにいわゆる農民、漁民あるいは中小企業の被用者にとりましては、全然年金制度がないのでございまするから、こういう階層のために考えられた問題でございまして、死亡一時金制度を創設する。また、六十五まではなかなか生きられないかもしれないという方々もございますので、御希望によりましては六十才から六十四才までは、これは減額にはなりますけれども、年金制度をそこから減額支給をしようという考え方でおります。そうなって参りますと、この死亡一時金制度につきましては、母子年金もここから出るようになりますし、あるいは母のない家庭でございましたならば遺児年金も出るようになって参りますし、障害年金も出て参りまするので、私はいわゆるこういう気の毒な階層のために政治をするということが最もよい政治であろうかと存じております。それで、三年かけていなければならないというこの問題も、あまり長くはないかというので、これも何とかして短縮すべきではなかろうかと、かように考えておりまするので、国会解散後新しい国会におきましてこういう問題を提出いたしまして、皆様方の御審議をいただいて、国民の幸福のために当たることを考えておりますることを申し上げて、御答弁といたします。(拍手)