昌谷孝の発言 (農林水産委員会)

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○昌谷政府委員 お手元に御配付申し上げました資料によりまして、災害の概況について、ただいままでわかっております点を簡単に申し上げます。何分、全体の姿が、積雪でございますので、明確にわかっておりません。
 まず、昨年末から本年にかけて例年にない優勢な高気圧が大陸から張り出しまして、それと、太平洋を強い低気圧が東に進み典型的な冬型の気圧配置になりましたために、日本海沿岸等で近年にない大雪を見たわけであります。その概況は別表として付図をつけてございます。三ページでございます。これで見ていただきますと、平年に比べまして著しく多いということがおわかりいただけますが、付図の斜線で出しました棒が平年の積雪量でございます。これに対しまして、白い棒で表わしておりますのが本年の積雪量でございます。新潟を中心といたしまして裏日本が特にひどいようでございます。そういった概況でございます。
 次に、関係の被害状況でございますが、まだはっきりいたしませんが、一応今日までの間県から入手いたしました報告を取りまとめてみますと、被害額は別表二の通りでございます。つまり、施設災害系統で十億一千万円、農林畜産物の被害で十一億八千七百万円というような姿になっております。
 被害の内訳を見ますと、果樹関係の被害が最も多くございまして八億八千万円、続きましては林産物の被害五億二千万円、農地・農業用施設の被害四億三千万円、桑の被害一億一千万円といったようなことになっております。作物被害につきましては、例によりまして農林省の統計調査事務所が調査をいたすわけでございますが、何分にも現地がひどい積雪下にございますので、詳細な被害状況は十分つかめておりません。ただ、降雪によります果樹類等の枝の折損、樹木の倒伏、果樹だなの破損等、相当の被害があるようでございます。
 なお、今後の問題といたしましても、雪解けがおくれますと、麦とか、菜種とか、紫雲英とか、桑などの生育にも悪い影響を及ぼすであろうと思われますし、また、病虫害あるいはネズミの害等が起こる心配もあるわけでございます。
 以上が大体今日までに私どもが入手いたしました資料の概要でございますが、農林省といたしましては、何分現地の事情がよくわかりませんので、とりあえず先月末振興局の担当官を現地に派遣いたしまして、県当局の意向なり、あるいは現地の事情なりを一応調査させたわけでございます。しかし、そういった現地調査の結果等をも織り込みまして、以上申し上げましたような程度のことしかまだ残念ながらわかっておりません。今後被害状況の判明を待ちまして必要な対策を講じて参るつもりでおります。
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発言情報

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発言者: 昌谷孝

speaker_id: 16329

日付: 1961-02-07

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会