靱勉の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)

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○参考人(靱勉君) まず第一に国会の皆様方にぜひお願い申し上げたいのは、たばこの問題でございますが、これは実は昨年特別措置法を作りていただいたのでございますが、その規定は財団が資金調達するためにたばこの小売、あるいはその団体の協力を得て広告事業を行なう場合においては専売公社も適宜便宜を与える、こういうことなんです。結局たばこ自体に広告するというのじゃありませんで、現実にこの法律の意味しておりますのは、たとえばあるスポンサーによりまして抽せん券を出す、それには広告が載る、それでその一部を財団に寄付してやる、こういう形ですから、たばこと一緒にその広告のついた抽せん券を出すというわけで、結局広告を出して下さる方からいただく、決してスモーカーからいただくわけではないわけであります。それからたばこ自体につかないので、実は私ども専売公社のほうといろいろ御相談してその程度はぜひさせていただきたいというようにお願いしておきましたが、昨年実施しましたのは六千万円程度、第一回として見込みましたが、現実に出て参りましたのは三百万円ということで、これはとうてい三億にはならぬということで、ただいま専売公社並びに大蔵省のほうにお願いに上がっておりますのは、ぜひ別の企画を考えていただきたい。その場合には、この法律では困りますので、法律の改正を要するのではないかということで、そうなりました場合には当然国会の御審議ということに相なる。これにつきまして、ぜひ私どもはこのたばこのほうに新しい企画をお願いしたい、こういう考えでございます。
 それから先ほど御説明申し上げましたとおりに、ただいまやっておりまする資金調達事業によりますと、三十億程度は確実でありますが、三十八億に達するためにはなお不安定な個所が非常に多い。したがいまして、ぜひこれは確実なものにしなければならぬということと、田畑事務総長からお話がありましたように、さらに選手強化に十敦意、あるいは大会運営本部のために十億、あるいはオリンピックのために二億というようなものが出て参りますれば、現在の調達事情ではとうてい二十億から三十億のものを充足することができない。したがいまして、ただいまにおきましては、東京都及び付近の三県の御協力を得まして、公営競馬で年に十日間、オリンピック特別競馬を実施していただいております。これは法律に関係なく、余った日にちを用いまして、全く関係都県の、あるいは馬主の関係の方、その他競馬関係の全くの御好意で年に一億数千万円、実は昨年いただいて、今後も三億程度はお願いするということになっております。一方におきまして、この法律の改正問題もあるように承っております。さらに競輪関係といたしましては、すでに体協のほうで一億数千万円年に御協賛をいただいておるような次第でございますが、このオリンピック直接の資金財団のほうにはいただいておりません。これも法律の改正があることでありますので、何とか大会の準備あるいは選手強化のために御協賛願えないだろうか。その場合におきましては、やはりその競輪から上がる配分でございますか、配分にスポーツ関係のものをぜひ入れていただいて、オリンピック開催まではスポーツ関係としましては、オリンピックのためにまず資金を配分願えないだろうか、こういう問題で、これも現在法律関係でございます。これに関連した問題としましては、あるいはモーター・ボートでございますとか、あるいはオート・レースの問題、いずれも近く法律が改正になるように承わっておりますので、この方面の御審議の際には、ぜひオリンピックのためにも御協賛をいただきたい。そうでありませんと、なかなか二十億から三十億の新規追加ということは、私どもまあ、先ほども申し上げましたように現在実施している以外にさらに別の方法も考えておりますけれども、国会の皆様方に特にお願いいたしたいのはさような点でございますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

発言情報

speech_id: 104013811X00319620228_026

発言者: 靱勉

speaker_id: 12806

日付: 1962-02-28

院: 参議院

会議名: オリンピック準備促進特別委員会