小笠公韶の発言 (内閣委員会)

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○小笠委員 今の御説明は、この附帯決議をつけるに至りますまでの裏の事情の説明にはなっておらぬ。でありますから、それ以上はお伺いをいたしません。ただ、昨日読み上げられましたこの提案理由書であります。提案理由書によりますと、まん中ごろに「従来の調達庁職員の身分を一般職より特別職に切りかえることは重大なる身分の変更であり、調達庁職員に与える影響も大きいことを考慮し、従来の調達庁職員については防衛施設庁設置後もなお一般職の職員として」と、明らかに書いてある。こういうふうなことは、参議院の決議というか、御意思が先ほど来伺いました、調達庁系統の職員の方々の身分の安定をはかることが大事だという前提に立っておると思う。調達庁の職員の方々が将来いつ離職のうき目にあうかわからないという不安に一つの終止符を打たしていく、こういうことが本案の基本的な要件であることは、先ほど来説明の通りであります。おそらくこの問題を無視して、一般職とか特別職という言葉は私にはわかりませんが、こういうところによってこういう提案を出してくるということになりますれば、調達庁の職員の諸君の身分の安定はどうなってもいいんだ、こういうふうな考え方に踏み切らざるを得ないのではありませんか。私は、本案の最も重要なる点はここにあると思う。せっかく、調達庁職員がここ数年間毎年減員のうき目にあってきたのを、一つの終止符を打とうという案であります。これをいかぬのだ、一般職か特別職かということの観念遊戯といっては失礼があるかもしれませんが、身分の基礎の問題はもとに返してよろしいんだ、こういう議論が成り立つかどうか。本案の最も重要なる一点はここにあるのであります。しかも、この提案理由を見ますれば、矛盾がある。防衛施設庁というものを作るということを認めながら、この法律制定の瞬間における現在員だけをとって一般職にし、将来何かの都合で異動があれば、その異動後は別の扱いにしても差しつかえない案である。人事行政としてこれほど不公平な案がありますか。幸い、この案は、先ほど申しましたように、もとに返そうというのでありますが、いわゆる公務員の身分の扱いとして、一般職といい、あるいは特別職といい、一つの職務にある者は大体同じ扱いを受けるのが筋であります。一定の日時を限って、ある者は一般職であり、他の者は特別職であっても差しつかえないということがこの案に出ておる。こういう点についてはどうお考えになっておるか。一つの行政庁という組織体を動かすにあたって、職員の身分の扱いはいかに考えていくか、分断して考えても差しつかえないのか。本案の提案理由に「人事管理の円滑を期するため」と書いてある。人事管理の円滑を期するという見地から見たときに、前段の方の考え方はおかしいじゃありませんか。その点を一つ伺いたい。

発言情報

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発言者: 小笠公韶

speaker_id: 17801

日付: 1962-09-02

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会