田中重五の発言 (災害対策特別委員会)

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○田中(重)政府委員 私、この五月一日付をもちまして林野庁長官を命ぜられました田中でございます。よろしく御指導をお願いいたします。
 ただいま坂田先生の御質問、御指摘の点は、一々ごもっともな点ばかりであると存じます。ただ、豪雪地帯の地域格差の問題を林業の施策の面だけで解決いたしてまいりますることは、やはり不十分な点があると考えられますけれども、さしあたり、いま御指摘のございました、たとえば豪雪地帯の造林の問題におきましては、いまも御指摘のとおりに、この地帯の造林にはやはりそれなりの技術を要する、地ごしらえの方法等を必要といたします。たとえて申し上げますならば、階段的な仕切りをいたしまして地ごしらえをしなければならないという実情にございます。そういう場合には、相当大幅な造林単価の引き上げをいたしまして助成をしてまいりたい、また、そのような造林の地ごしらえの地域を積極的に拡大をはかってまいりたいというような施策を考えている次第でございます。さらにはまた、その豪雪地帯の積雪に耐え得るような、あるいはまた、その地帯の寒冷に耐え得るような品種、樹種の改良をはかりまして、その品種、樹種の普及奨励をはかってまいりたいというような措置等を考えている次第でございますが、いずれにいたしましても、このような地帯を含めまして、いま御指摘のございました格差のひどい地帯における林業の従事者の地位の向上、そういう面をはかるためには、やはり林業経営基盤の整備開発、このことがまず重要であるかと存じますし、さらには林業経営の近代化なり、あるいは必要な施設の導入なり、ことばをかえて申しますならば、林業経営構造改善の促進をはかることが必要になってくるかと存ぜられるのでございます。そのような考え方をもとといたしまして、昭和三十八年度におきましては、施策のために必要な調査を実施をいたしてまいるというふうに考えておる次第でございまして、ことに、いまも御指摘ございました豪雪による地帯のその気象が原因になっていろいろな面が低位になってくることにつきしなしては、その地域の特殊性を十分に調査考慮いたしまして、その地域に十分に合致するように、きめのこまかい施策を講じてまいりたい、こういうふうに考えている次第でございます。

発言情報

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発言者: 田中重五

speaker_id: 34833

日付: 1963-05-22

院: 衆議院

会議名: 災害対策特別委員会