坂田英一の発言 (災害対策特別委員会)
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○坂田(英)委員 いまの林野庁長官のお答えは、そういう点については今後でき得る限りの努力を払う、そしてまた調査もしていこう、こういうわけでありますので、現在こういうものをやっておるというものはまずない、こういうふうに承っていいのではないかと思うのです。もちろん、この格差は林政の面だけで是正できるものではないので、大臣が見える場合においては、それらの根本についてお尋ねしてかからないといかぬということは、先ほど申したとおりであります。ただ、ここに林野庁長官が見えておりますから、林政の面だけでも、いろいろそういう施設の点について問題はないかということをお聞きしたわけであります。しかし、これはいまのところ何も目立ったことはない。ただ今後大いに調査をし、その気持ちは十分ごもっともであるから、その趣旨に沿うてうんと調査をし、また立案し、実施していこう、計画を立てて進んでいこう、こういうお話であります。
ただこの際、後ほど具体的にお願いしたりあるいは要請しなければならぬと思う点が二つばかりあります。それは、林業所得税のいわゆる控除関係において一つ考えてもらいたいということ、それからもう一つは、この豪雪地帯における造林の助成ということについては格段の具体的な考え方を持って施策を講じてもらいたいということ、また後ほど繰り返してその点を大蔵省も見えたときにお話を申し上げ、また御質問も申し上げて御答弁を得たいと思うのでありますが、それは後にすることにいたしまして、今年の豪雪関係であります。
ことしの豪雪が非常に大きいということは、これはもう何もここで私が繰り返す必要もないことでございます。しかも、ことしのこの雪の非常なる特徴は、これはたくさん降って、長く積もって、しかも寒くて、またふぶきが伴うということ、しかも平地も、あるいは里山も、深山も——例外としては高山の山の一部には雪が割合なくて、私らはくにへ帰るときに高山線を通って行きました。そういうところもありますが、とにかく里山も平地も深山も、ことごとく、いつもにない大きな雪であったということは、これはもう言うまでもございません。さらに、この北陸の雪は湿気を帯びておって非常に重たい。スキーに適しないというのはそういうことです。北海道のようにさらさらとしていない。湿気を帯びておるから非常に重たい。これらが、果樹園だとか、あるいは森林、また人工造林に非常な影響のある一つの因子なんです。これはことしに限ったことではない。湿気があって重たい、スキーには適しない、観光を兼ねるわけにいかない、こういう本質を持っておることば御存じであろうと思いますが、そういうふうにことしは非常にひどい。それからまた、本委員会で調査班をつくって行かれたる方々の本委員会における報告を見ましても、同じようなことを述べられております。そのとき各方面に対する要望もまた本委員会の調査班が聞いてこられて、報告をわれわれは受けておるのであります。その際に、すべてにわたってのいわゆる各関係府県の要望なりはその報告に載っておるわけでございまするが、林野関係については、ことしはそういうわけであるからして特別にひどいであろう、したがって林道の問題にしても、これは雪解けにはもっとひどい被害を受けるであろうし、また、なだれの点においてもいろいろ受けるであろう、人工造林のごときもたいへんな被害を受けるに違いない、いつもならば六齢までの幼木だけが倒れるということでありまするが、今度はおそらく二十年くらいのものも倒木するであろう、こういうことを一部の例を見て非常に心配しておられる。その報告を見、またこれに仮定を置いていろいろと論議をされておった関係もあろうし、非常にひどい被害を受けるであろうということをその当時から推測はしておったけれども、何ぶん山の雪の下に隠れておることが特徴でありますので、調査がおくれる、これはやむを得ぬ。林野庁の関係に本委員会で委員の方々もいろいろと質問をしてみるけれども、調査がまだできていない、雪の下にあるから、大体ひどいであろうということはお互い答え、聞いてはいるが、ほんとうのところがはっきりしない。そういうことから、林野に関係する論議が非常に少ない、仮定の上においての論議が多い、こういうことであったろうと思う。しかし、いまでは大体調査もできておるだろうし、また調査ができなければ、これはもうたいへんなことなんです。いままでは何を質問してもはっきりしない点が多かった。しかし今度はそういう調査に基づいておることでありましょうから、はっきりしない点ははっきりしていただける。また山村の豪雪地帯の救済にはまことに不十分であって、おそらく効果がなかろうというくらいな答えだった。そういう不十分な政策に対しては相当お考えをいただいたことであろうと思いますので、大体の被害の報告をして、まとめたところをお話しを願い、そしてこれに対する対策のきまった点、それからいままで本委員会においていろいろの方が注文もし、あるいはこれではとうてい救済できないといったような点についてそれぞれ述べられてあると思うので、それらについて御検討を願ったことであろうと思うのです。また本委員会においていろいろそういう点については十分検討しておるといったこともあるのでございますから、災害の概要と、それに対する林野庁においてやられたこと及び考えておられること、それらについて現状のままをひとつ御報告を願いたいと思います。