河野一郎の発言 (本会議)

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○国務大臣(河野一郎君) 第一問は、ただいま総理からお答えになりましたとおりに長年にわたって各方面の意見は十分出尽くしておりますものを今回調整いたして、この法案を取りまとめたということでございますので、藤田さん御指摘のとおりに、一夜づけで急にまとめて出したのじゃないかという御意見は、ちょっと私は当たらないと思うのでございまして、この長い年月の間、たびたびこの法案については皆さま方の意見も十分機会あるごとに議会等でも御発言になっておりますものを、調整して取りまとめて出した。したがって、案につきましては十二分に練られておるものであるということに御了解願いたいと思うのであります。
 第二問につきましては、利水について云々ということでございますが、これは、ただいま総理からお答えになりましたとおりに、水利調整部会を設けまして、それに所要の関係の委員さんにもお集まりを願って、十分それらの意見を承って、最終的に主務大臣がきめるということにいたしておりますから、これもそういうものでいいのじゃなかろうか、こう考えております。
 第三問でございますが、これは明確にいたすために正確に申し上げます。新法案において河川区域内において私権の存することを必ずしも否定しないので、現行法第三条のように、河川に対して私権を全く排除するような規定は設けていません。しかし、第二条において、河川は公共用物であることを明示するとともに、河川区域内においては河川管理上必要な範囲内において必要な制限規定——工作物の設置、土地の掘さく等の制限規定を設け、河川管理上支障のないようにいたしておるのであります。現行河川現況台帳及び水利台帳の整備は、御指摘のとおり現行河川行政の基本となるものであるので、これを契機としてその整備の促進をはかりたいと思っております。
 なお、第四問におきまして、治水、利水、洪水という関係について御指摘ございましたが、これは御承知のとおり、われわれはあくまで治水が主でございまして、その上に立って水を十分利用するということに行政指導をやって参りたい。ただし、洪水につきましては災害防止の意味合いからいたしまして、現に建設省が中心になりまして、年々平時におきましても、これらの訓練等について、もしくは所要の資材等についても、できるだけ整備をいたして、災害の防除に努めておりますことも御承知のとおりでございます。
 なお、負担金のことについてお話がございましたが、これはお話の点は多少私は当たらないと思います。われわれが考えておりますことはそうではないのでございまして、現行の負担率でいたしましては十二分でございませんので、これを特に今回はその負担率の全額ということも私は考えましたけれども、いろいろ財政当局と話し合いをいたしました上で、ここに規定をいたしたのでございます。
 なお、治水計画について、治水五カ年計画もしくは十カ年計画を考えておるのじゃないかということをおっしゃいましたが、私どもそのとおり考えております。明年度予算編成にあたりましては、新たなる治水五カ年計画の策定、その上に立って予算の編成をして参りたい、お願いして参りたい、こう考えております。
 さらに、政令が非常に多くて、ここで書いてあるだけじゃわからないのじゃないかという御意見、これはごもっともでありますが、これは所要のものにつきましては、委員会におきましてその要綱を添えて御審議を願う、こういうつもりでございますから、その辺あらかじめ御承知おきを願いたいと思うのであります。(拍手)
  〔国務大臣福田一君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 河野一郎

speaker_id: 32604

日付: 1963-06-07

院: 参議院

会議名: 本会議