河野一郎の発言 (本会議)

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○国務大臣(河野一郎君) お答えいたします。
 一級河川、二級河川と、区別を政令に譲っておる、その他、政令が非常に多いという御指摘でございます。これは先ほど申し上げましたとおりに、政令につきましては、従来も相当にあるのでございますが、これらは、いずれも要綱によって委員会で十分御説明を申し上げたものでございます。ただ、一級河川と二級河川をなぜはっきりさせないか、こういう点でございますが、これは実は、一級河川と二級河川を区別いたしますその条件は、川の流域の面積がどのくらいあるとか、流量がどのくらいあるとか、川の長さがどういう状態になっておるとかというような、いろいろな実情を条件にして分けるのでございまするから、法律に書きようがないのでございます。したがって、これを今申し上げまするように政令に譲りまして、そうしてこれを河川審議会の議を経てきめるということにいたさなければ、もうほかにやりようがありませんので、実はそういたしております。
 次に、洪水のときに行政命令を出したらどうだ、そうして責任を明確にしたらどうだということでございます。これにつきましても、実は、御承知のとおりに、低気圧がどっちに来たというのは、その瞬間までどっちに回るかわかりません。そういたしますと、こっちに来るはずだろうと思って行政命令を出して、ダムにたまっておる水を流しちゃえ、流しちゃったら、その低気圧が右のほうに曲がっちゃったというようなことになりますと、非常にそこに大きな損害が起こってきます。したがいまして、何さま、こういう緊急の気象に対応して管理をして参りますものを万全を期するだけでは、どうも扱いにくい場合もございます。これらは管理者と勧告する者と十分に相談をいたしまして、万全の処置をとって参ることが適当であるというような意味合いからやっております。
 さらに、川の流域等について、保全の区域を指定しておるが、その中における私権について補償するかしないか、なぜしないかというような御意見もございますけれども、これはその損害が起こったつど補償する。ただ、指定をしただけで損害のありませんものについては、これは補償いたさないという処置をとっております。(拍手)
  〔国務大臣篠田弘作君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 104315254X02419630607_017

発言者: 河野一郎

speaker_id: 32604

日付: 1963-06-07

院: 参議院

会議名: 本会議