池田勇人の発言 (本会議)

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○国務大臣(池田勇人君) お答えいたします。
 外交問題につきまして、日米相互協力、ことに安全保障条約の持続に対しての御質問、これは私は昨日も申し上げましたごとく、この安保体制を現状からいって変更する事情は一つもございません。この方針で進んでいきたいと思います。
 次に北方領土の問題、お話のとおり、コンブの採取、あるいは漁夫の帰還等々、非常に日ソ関係はよくなってまいりました。昨日も申し上げましたごとく、十九日の新聞には、日ソ関係は青信号、非常に前向きになったといっておりますが、私は、お話のフルシチョフ首相に対しまして数度の書簡をいたしました。まだ両者の間に話し合いに進む段階に至っておりません。また、向こうからこっちへ来ております大使に会いましていろいろ探ってみましても、なかなかいまのところではむずかしい。しかし、これをうっかり早くやって、そうして、何と申しますか、かえって将来にじゃますることがあってもいけません。厳然たる態度でこの問題を今後解決していきたいと考えております。
 また、中国との関係につきましては、これは誤報でございまして、外人の新聞記者会見、また所信表明にもはっきり述べておるとおりでございます。
 また、教育問題につきまして、いろいろ御心配、まことにごもっともでございます。できるだけの努力をいたしております。——できるだけではございません。全力をこれにあげたい、それが私の人つくり政策でございます。何と申しましても、家庭、学校、職域におきまして、あらゆる施設、あらゆる方法を講じなければなりません。政府におきましても、先般来設けておりまする青少年問題協議会の拡充のみならず、私自身が人つくりの協議会をつくって、いろいろのお知恵を借り、また政府の施策にもこれをどしどし出していくことを、ここでお答えいたしておきます。(拍手)
  〔国務大臣大平正芳君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 104415254X00619631023_020

発言者: 池田勇人

speaker_id: 8420

日付: 1963-10-23

院: 参議院

会議名: 本会議