堀昌雄の発言 (公職選挙法改正に関する調査特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○堀委員 選挙の問題については、いまお話しのような具体的な問題が今回の選挙では少し出てまいりました。名前はあげませんけれども、自由民主党で非常に大きな買収案件が伝えられた方は、やはり今回の選挙では当選をしておられないということは、これは私、やはり選挙民がようやくこれらの大がかりな買収等による選挙に対して適正な批判を加えるという形になったと思いますので、そういう意味では、公明選挙の自覚というものがやや前進をしてきておるということを、私も今度の選挙で認めるべきだというふうに考えておるわけであります。片面、選挙のたびに、いろいろな角度から新たな方法によって選挙違反を行なうというような問題が出てくるということについては、私どもとしては非常に残念な問題でありまして、やはりこう考えてみると、この問題というのは、どうも選挙民の側にでなく、選挙をする者の側にもう少し考え方を正さなければならぬ問題が残されておるということで、このことは、政治家の側の問題として、確かに私どもがさらに謙虚に考えてみなければならぬことだと思うのであります。
 その次に、実は、今回の選挙で、私どもが非常に気がついた点を二、三申し上げて、今後の対策等についても伺っておきたいと思いますることの一つは、新しい団地が都会の周辺にできますと、そこに相当集中して移転が行なわれて、新しい団地が形成をされます。ところが、その新しい団地の人たちに対して一ぺんだけ、補充人名簿に登録をしなさいという何か印刷物が、新聞の折り込みか何かで配られる。そうすると、そのために、非常に遠方の役所まで行って手続をしなければ実際上できないというような取り扱いが行なわれており、最近団地の居住者というのは共かせぎをしておる人が非常に多いために、そうなると、補充人名簿に登載を希望しておっても、なかなか遠方の市役所まで行って手続をするというようなことが不可能なために、大きな何千名も入っておるような新しい団地において、実質的には、なるほどもとの地域にはその選挙権が残っておるかもわかりませんけれども、数千名の者が実は投票権を持たないというような現象が都会周辺の団地で生じておるわけであります。これは私も実は気がつきませんで、その新しい団地に行って、すでにその団地というのは四月に完成して入居をしておるところでありましたが、演説をしておりましたら、その中から出てこられた方が、実はそういうことで私が気がついて行ったときには、もう締め切り後でありました、この団地の中では政治的に非常に熱心な人が多いけれども、そうかといって、毎日のつとめの際に、もとの居住地まで戻って投票をするのはなかなか困難なので、何らか新しい団地については、その団地に出張をしてそういうことが処理できる程度の配慮を地方自治体として行なうべきではないだろうか、こういうような御意見がありました。私は、きわめてもっともなことだと思います。選挙権というものは国民にとってきわめて重大な権利でありますので、そういう面について、今後自治省としてこれらの取り扱いをどういうふうに処理をされるのか、お伺いをしておきたいと思います。

発言情報

speech_id: 104504219X00219631217_022

発言者: 堀昌雄

speaker_id: 13201

日付: 1963-12-17

院: 衆議院

会議名: 公職選挙法改正に関する調査特別委員会