灘尾弘吉の発言 (文教委員会)

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○灘尾国務大臣 大学急増の問題につきましては、これまでも申し上げておりますとおりに、真剣に実は検討いたしておるところであります。国民の教育という点から申しますれば、大学に入学することを志望する人の数に応じてやはり受け入れ態勢のことは考えていかなければならぬということは申すまでもないことであります。同時に、また大臣の使命、こういう点から考えまして、大学教育の水準というものはどこまでも維持してまいらなければならぬ、こういうふうな要素を勘案いたしまして、妥当な結論を得たいと思っております。新聞紙上等にあるいは十万人を予定するとかあるいは私学にどの程度を予定するとかいうような数字がちらほら見えておりますが、まだこれは文部省といたしましては結論ではございません。各関係の向きの事情あるいは御意見等も十分伺いまして、今日の日本の状態のもとに許される妥当な結論を得たいと思って、せっかく検討いたしておるところであります。その間において、大学制度の問題につきましては、中教審からすでに御答申をいただいておるわけでございます。これにつきましてもいろいろ検討はいたしましたが、この問題はまたきわめて恒久的な性格を持った問題でもございますし、検討すべき範囲もまことに広いのであります。現に文部省におきましては、中教審の答申の線をもとといたしまして、いろいろ研究はいたしておりますけれども、今回の急増対策に直ちにすべてが間に合うかどうかということになりますと、この点は何とも申し上げかねる状態でございます。検討の結果急増対策に役に立つというふうな結論が出ますれば、これはもちろん取り入れてやってまいりたいと思っておりますが、これらの問題につきましては十分慎重にやりたいと思っておりますので、はたしてどの程度のことがその中から取り入れられるかというようなことにつきましても、まだ結論を得ておらないような状態でございますので、大学制度全般についての問題は、よほど将来を考えました上で結論を見出さなければなるまいかと思っておるような次第でございます。

発言情報

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発言者: 灘尾弘吉

speaker_id: 27512

日付: 1964-05-20

院: 衆議院

会議名: 文教委員会