福田一の発言 (本会議)
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○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。
一次産品の買い付けの問題でありますが、これはことしの非常に大きな問題になろうと思うのでございまして、国連の貿易開発会議等においても重要議題になる予定でございます。われわれといたしましては、鉱業品とか木材については開発事業を進めてきておりますが、今後も御趣旨に従って処理をいたしてまいりたいと思っております。
なお、輸出体制の整備の問題についてお話がございました。まことにごもっともでありまして、日本の貿易の姿を見ますと、現在日本の産業が輸出しておりますものは、軽工業が四三%、重工業が四八%でございますが、しかし、諸外国の例、先進国の例は、化学重工業品が七〇%を占めておるような状況であります。こういうところから見ますと、日本の産業体制の整備ということも必要でございます。また一方、これは戦前と戦後では経済の姿も構造も違っておりますが、戦前におきましては、日本の総生産の一九%が輸出に向けられておる。ところが、今日におきましては、総生産のわずか九%前後しか輸出されておらないという姿であります。これが戦前のような姿、いわゆる二〇%前後になったら、日本の経済の運営は、よほどよりよくなるものであろうとわれわれは考えるのでありまして、こういう意味合いにおいて、私たちは、国民の皆さまにも十分認識をしていただき、輸出に一そうの力を出すようにお骨折りを願いたい、かように考えておるところでございまして、実はこういう意味では六月二十八日を貿易記念日として去年からこれを実施いたしておりますが、今後ひとつ皆さん方に格段のお骨折りを願いたいと思っておるところであります。
また、金融問題でございますが、金融問題につきましては、政府関係の三機関が占めておりまする貸し付け額は、中小企業金融向け九%でありまして、残りの九一%は一般の市中銀行が貸し付けを行なっておるのであります。したがって、この中小企業に対する金融問題を論ずる場合には、この市中銀行の問題を一そう大きく取り上げていかなければなりません。私たちは、市中銀行の一そうの協力を得つつも、また、政府機関が十分そういう面に協力をするように予算措置をとってまいったつもりでございます。
なお、手形割引の保証保険の問題、また、このいわゆる無担保金融の問題については、大蔵大臣からもお話がありましたが、われわれは一そうこれを強力に進めてまいりたいと考えておるところでございます。(拍手)
〔国務大臣小林武治君登壇〕