岡田宗司の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)

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○岡田宗司君 今回のオリンピックがたいへんな成功をおさめましたことは、関係者各位の非常な御努力によるものでございます。また、選手の諸君のたいへんな努力、それをささえる人々の非常に好意的な積極的な協力態度というものにあろうかと存じます。ここに来られておる方々、関係者の方々の御努力に対しまして、国民とともに深く感謝を申し上げる次第でございます。
 ところで、私、あとのことについて二、三お伺いしたいのでございます。
 先ほど上石井さんからも御指摘がありましたように、たしかに金メダルは十六個とりまして、そして開催国としての面目は十分に保たれ、その面では成功であったわけでございますけれども、その内容はやはり必ずしも満足のものとは言えなかったほうに思うのであります。この十六を見ましても、レスリングと体操と柔道、あとはそれぞれ一つずつというようなことでございまして、全般的によい成績であったとは言えないのであります。これは、ドイツに比べまして——まあ、ドイツは二つの国が一つになっておるようなかっこうでございますけれども、とにかく金メダルの数は日本より少なかったのでありますが、銀、銅合わせますと非常にたくさん取っております。そして、それは全種目にわたっておるのであります。また、ハンガリーのごときは、人口一千万ぐらいの国でございまして、日本に比べて非常に人口も少ないのでありますが、それに比較いたしまして、銀メダルはわりあいに多い。その上に、各種目にわたりまして相当の成績をあげた。これを見ますというと、体質上の問題もございますけれども、そういう差を除きましても、何かまだ足りないものがあるんじゃないかということが考えられるのであります。私は、四年後のメキシコ大会だけを目ざしてこれからも選手の強化をやれ、こう言うのではございませんが、このオリンピックの成績を見まして、全般的に、もっと体育上でいままで関係された方々がなすべき仕事があるんではないか、その指導につきまして、今後、体育協会なり、あるいは各競技連盟なり、さらにまた文部省なりというものが、やはりこのオリンピックが、成功であったということだけで満足するのではなくて、これから先の根本的な対策を練って、そして全般的に体育を向上させるということを考えていただかなければならぬのではないかと思うのであります。靱さんのほうから、資金が潤沢であったし、しかも約七億五千万円ほどの剰余金が出るようなお話でございましたが、もちろん、これらのスポーツ振興財団のようなものができて、そしてそのほうに使われることになりましょうけれども、しかし、国としても、もっとやはり今度のことにかんがみまして積極的な態度をとるべきである、単に予算の面だけでなく、文部省においては、指導の面におきましても十分に考え直さなければならないものがあるんじゃないかと思うのですけれども、これらについて、たとえば今後体育の奨励の面におきまして、政府のお考え方なり、あるいはまた文部省のこれからのお考え方なり、あるいはまた体育協会としてどうお考えになっているかというような点を、まずお示し願いたいと思うのであります。

発言情報

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発言者: 岡田宗司

speaker_id: 14741

日付: 1964-11-07

院: 参議院

会議名: オリンピック準備促進特別委員会