阿部竹松の発言 (内閣委員会)
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○阿部竹松君 ただいまの伊藤委員の質問に対する長官の御答弁ですが、原子力潜水艦の寄港について一つは安全性、一つは日米安全保障条約、これに基づいてやりましたと二つの理由をあげられたのですね。その安全性と日米安保条約の定めに従ってやったとおっしゃいますが、日本とアメリカの問題はそれで解決すると思います。しかし、やはり世界各国の世論がどういう動向を示しておるかということを長官が御承知であるか。私はいまより一カ月前にミコヤンさんがこちらに来られたので、答礼のため日本からの親善使節団員の一人として福永団長と同行して、いまはおやめになったのですが、フルシチョフあるいはミコヤンさんという最高会議の面々とお会いして、両方で平和々々と言って、わがほうの福永さんも日本くらい平和を守る国はないのだ、こういう発言をしたところが、向こうは、君の国では平和々々と言っても、アメリカの潜水艦を、しかも原子力潜水艦ですね、これを寄港させるということは、これはおだやかならぬ、稲永さんのおっしゃることはわかるけれども、現実の問題としてそういう問題が次から次へと日本に来るということは、はたしてあなたのおっしゃるとおり日本の国民が平和を愛好しているかどうかということについて疑問を持つ、こういうような発言がございました。それから帰りにヨーロッパ諸国を回ったわけですが、日本はなぜ原子力潜水艦を寄港させなきゃならぬのかということについて、きわめて深い関心を持っておる。なお歯に衣を着せないで申し上げれば、きわめて、日本とアメリカの問題であるから内政干渉はできないけれども、日本くらい平和々々とおっしゃるならばそれはお断わりになったほうが日本のためでしょうという忠告すら各国で私は受けてまいりました。自民党の議員さんも多いから、自民党の議員さんもこれは多数聞いてきた。日本とアメリカの間で今日の世界情勢というものは解決できないということは私より長官が御承知のはずだ。だから私はどうもその点理解できかねる点があるわけですが、世界の動向はみんなが日本とアメリカの条約に基づいてお取りきめになったことは了解しておると心得ておられるわけですか。まずそれが第一点。