河野一郎の発言 (体育振興に関する特別委員会)
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○河野国務大臣 私も全く同感でございまして、従来そういうことに法律はなっておりますけれども、配意が足りなかった。ことにオリンピックというものを中心にしてこれらの金を相当に出す、使うということになっておりますが、これをこの際に、特に私は年々競馬益金、それから自転車振興資金というようなものから、いまお話しのように、一定の予算のワクをとりましてそのほうに回してもらうということには、ぜひこれをしてもらいたいと思うのであります。ことに、ひとつこの際委員の皆さんから——私もまあこれは打ち明けた話、一生懸命努力しますから、幸い体育デーをつくって大いにやろう、十月十円を体育振興の日にしようということもいわれておるわけでありますから、競輪なり競馬なりはその日に実施したものの益金はこちらに、体育振興に回したらどうかというようなことを、ひとつ強く皆さんからも御要望を願い、私もできるだけ努力したい。そうして、その間に生まれてきた一定の益金は国民体育振興に使うというようなことにしてまいりますれば固定した資金が出てくるわけでございますから、まあ、金の話をあまり体育振興でどうかと思いますけれども、やはり先立つものは金で、金がある程度ついていきませんとどうもいかぬ。金の出場所が一はなはだ遺憾に思いますことは、つい最近どうもおもしろくないと思いましたことは、御承知のように、ボストンマラソンというものがあります。ボストンマラソンに選手の派遣が多過ぎるのじゃないかと言いましたらば、いや、それは、費用は会社がみんな持つのですからと言うのです。だから、会社が費用を持ってくれる選手は行けるけれども、会社の裏づけのない者はだめだということになってしまう。勢い、いい会社にいい選手がいくということになるということで、私は、こういうことははなはだよくないと思うわけです。むやみやたらに、ボストンマラソンに五人も六人も選手をやる。どこの国でも、選手を五人も六人もマラソンにやりゃしません。ほんとうに強い人、アベベが一人行けば足りる。そういうものを一人か二人やったらいい。それでほかの競技にも出してやったらいいと思うのです。いまお話ししましたが、ボストンマラソンに五人も六人も、会社が金を出してくれる人だけ出す、こういうものの考え方は、私は非常によくないと思うのでございますけれども、これもあれも、先ほど来申しましたように、金というものは常にそういうふうに変なものがつきまとう。それが会社の宣伝広告について回るというようなことになるので、まあ、こういう点、こまかなことから一つ一つ直していかなければならぬ、こう思うわけです。