河野一郎の発言 (体育振興に関する特別委員会)

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○河野国務大臣 先ほどからお話のありましたように、これまでは文部省所管の学校体育ということが政治の上に強く浮かび上がっていたのでございますが、柳田君からもお話のありましたように、これは、中小企業で働いておられる人、農村で働いておられる人、さらに労働大臣所管の労働関係の諸君というようなすべての人のそれぞれの職場においてみな御協力申し上げなければいかぬという問題になる。したがって、私はこの問題を内閣に取り上げて、そして各省の関係者に集まってもらっていま準備をしておるということでございます。
 そこで、いまお話のように官僚中心でやっちゃいかぬ、これは私はそのとおりと思います。ここに体育局長おられるところではなはだ恐縮ですが、私は先日——いま川崎さんがおられますが、陳述の総会へ行って驚いた。あれだけ全国から少なくとも数百人のスポーツ関係名が集まっておる年次総会に体育局長が出ていない。これは役所としては珍しいことです。それぞれの役所が、それぞれの行政範囲内のそういった協会、組合の年次総会には、みな関係判、局長なり大きなものは大臣なりが出かけていって、そして行政と民間の団体との間の連絡を緊密にして目的を達成するということは、私も他の団体にいろいろ関係しておりますが、みなそういうことになっておる。ところが、いま申し上げるように、体育団体には出てこない。そして文部省は文部省で学校体育をやっている。そしていま言うとおりに、これは私はおそらく陸連だけじゃないと思う、陸連は全国団体で一番大きな団体ですが、水連でもどこでもそうだろうと思う。そういう民間団体の会合でどういう意見が出るか、どういうことを要望しているかということについては文部省の体育局長は関心を持たれない、そういうところに私は問題があるのだと思う。したがって、いまお話のとおり、民間の動きと行政との間に非常に大きな差がある。そして文部省は府県の役人を指導している。そして府県の体育、府県はまたさらに学校の体育というようなことで一方に流れているだけであって、民間の団体との間に非常につながりが薄い。また民間を十分に利用しようという角度が従来薄かった。これは学校体育の関係からそうなっているのじゃないかと思うのです。いまお話の点は私もそういう点深く遺憾に思っておりますことでございますから、今回お集まりを願ってそこまで皆さんに御協力願えればたいへんけっこうだと思っております。国民全体の体育会議というようなものにはもちろん民間の方を会長にもお願いし、それぞれの専門委員会等も民間の方々を中心にして、準備なり御協力なりということは政府のほうが下積みになってやっていくということでいくべきだ。ことにそういう場合に、いつも政府が予算を握っております関係から強く発言するということがございますが、その予算はそれぞれの省のものを一応内閣のほうでとりまとめして、この機関との関係は内閣のほうで御協力申し上げるということにしていきたいというふうに考えて、出発が肝心でございますから、そういう際にひとつ十分に御意見を御発表いただきまして、そしてこれはひとり官僚だけでやっちゃいかぬという前田さんのお話を、ひとつ民間の方がイニシアチブをとってどんどん進んでいく、引っぱっていただくということにお願いすれば、これは政府のほうもむろんそういうことで指弾するつもりで私はおりますので、どうかよろしく御協力いただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 河野一郎

speaker_id: 32604

日付: 1965-03-23

院: 衆議院

会議名: 体育振興に関する特別委員会