中井徳次郎の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)

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○中井小委員 大臣、そんなとんちんかんと言っては失礼かもしれぬが、私がお尋ねしたのは、いまは貧弱であるとか、これからりっぱにやるという、そういうことではなくて、国会と防衛庁との関係です。これをいまのようなことでいいのか書類は抽象的なものを出して、何年間に何ぼということだが、これは旧帝国憲法時代だって、陸軍大臣宇垣一成以下、みんなここへ来てそんな説明をしましたよ。佐藤賢了氏はだまれなんていうことを言ったことがあります。私は子供のときに聞いておりますが、ちっとも変わっていないじゃないですか。書類を出すか出さぬかということを言っても出さぬ。私は書類を出す出さぬということだって、やり方は十も二十もあると思うのです。ただ、出す、出しません――書類を出さないときめたのはあなたじゃなくて、自民党でしょう。しかし、あなたは自民党からの防衛庁長官でございまするから。その点はどうなんですか。一方は抽象的なものを出して、具体的に三矢研究みたいなものをやっていた。私は内容を見て、あとで大いに疑問があるから伺いますが、それは出さない。それじゃ国会は何を調べるんだということになってくると私は思いますが、どうなんですか。たとえば、書類はお出しするわけにはいかぬが、この場だけでは見ていただいてけっこうであるとか、あるいは、委員会というものは本来秘密会が原則であります。しかし、慣習として皆さんが傍聴しておられるが、新聞記者諸君だけを入れて、あとオフレコにお願いするとか、あるいは発表してもらってもいいとか、書類は困るが、しかし口頭では詳細に説明するとか、幾らでも方法があるじゃないですか。書類は出さぬ、防衛計画は抽象論、私に言わせれば、野党は一体どうすればいいのですか。国会技術のよし悪しを私は言っておるのじゃない。帝国憲法時代とちっとも変わらないというような形です。この間自民党の議員さんから、江崎さんですか、逆の面から社会党はもっと熱心にやれ、なぜ自衛のことについて逃げるのかというふうなごあいさつがあったが、調べようと思ったって出さないのだから、それでなぜやらぬのかというようなことを言われたってしょうがない。どうなんですか、この辺のところは。防衛庁としてはもっと積極的にお考えになってちっともかまわない。かまわないどころか、絶対必要だ。いまの自衛隊は、こんな形であると、はなはだ失礼だけれども、昔の平家の軍隊みたいなもので、社会党はまた源氏の軍隊をこしらえなければならぬ。なりますよ、概念的に。そんなものをつくるつもりは全然ありませんけれども、国論が二分というか、そういうようなことになって、そして、それは社会党が悪いのだ、悪いのだ。だって、調べようと思って出せと言ったって出さない。いまも伺ってみたら、防衛計画なんというのは非常に抽象論です。あんなものは旧帝国議会時代でも陸軍、海軍は出したでしょう。私は、これは非常にだれからも言われた問題ですから、念を押して言いたくないようなことなんですけれども、あまりに知恵がないじゃないかというふうに思うのであります。発表のしかたなりはいろいろとあろうと私は思います。大臣として、この三矢問題が起こりましてからあなたもたいへん御心労であったと思うが、そういう点に関する率直な見解を私はこの際伺っておきたいと思うのです。

発言情報

speech_id: 104805277X01019650507_014

発言者: 中井徳次郎

speaker_id: 13123

日付: 1965-05-07

院: 衆議院

会議名: 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会