中井徳次郎の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)

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○中井小委員 よくわかりました、小泉さんの考え方が。しかし、私はちっとも違っていないと思うのです。いまのこの審議の状況を見ますと、私も専門ではありませんから、名前が間違うかもしれませんが、ナイキがどうやったらとか、サブロックがどうやったら、潜水艦がどうやったら、そういうことばかり言うておりますが、肝心の総合的な判断についての議論がちっとも行なわれないし、行なう材料がないのです。それではただ予算の審議ですよ。今度五台何やら買います、何やらF104戦闘機二十台買います、どっちのほうが速いかおそいかというふうなことばかり言って、何か新聞や雑誌に書いてあることを質問して、それに答えておる。しかし、日本はどうなるのだ、日本の自衛は、というふうなことについての材料がないから与党委員だって聞けない。私はもうこれくらいにして、これは研究してもらいたい。こんなことじゃだめです。よくひとつその方法その他について、これは委員長にも私は申し上げておきたいと思うのです。この三矢問題小委員会の一つの私はねらいといいますか、この間から承っておりまする一つの結論として、こんな形ではいけないということを私は申し上げておきたいと思います。
 それで次に入りますが、私は皆さんがそこで書類を出さないというものであるから、三矢研究についてという、こういうパンフレットを拝見をいたしました。そういたしますると、一、二疑問の点がございまするので、一、二どころじゃない、たくさんあるのですけれども、まずお尋ねしたいのだが、この二ページの「年度統合防衛計画そのものとはこれは全く別個のものである。」というふうな言いのがれをしておる。こんなものはだめじゃありませんか。こんなものは関係あるにきまっておる。そういうふうな言いのがれの回答。それから「この研究は、昭和三十八年二月一日から六月三十日に至る間、」と、こうはっきり書いてある。三ページにございますね。五ヵ月ですか、二、三、四、五、六、五ヵ月間五十数名の日本の防衛の頂点にある諸君が研究をして、それは単なる研究であって、大臣がよく知らぬ、まああとでちょっと口頭で報告を聞いた、こういうふうなこの間からの御報告であったが、ぼくら聞いた話によると、当時の大臣の志賀さんが、御苦労であったと言うて金一封を出したとか出さぬとかいう話まで聞いておる。まあそんなことはよろしいが、そうして五ヵ月もこうやって、その内容ですね。冒頭申し上げたように私はしろうとでございます。しろうととしてずっと拝見すると、四ページに「遂に西日本方面に対する武力侵攻が開始され、」こうあります。その前にいろいろなことが書いてあるが、自衛隊というのはセルフ・ディフェンス、フォ-セスなんでありますから、表に出す文書としては、武力侵略が開始されたところから始めるのが筋じゃないか、いかがですか。この点非常に素朴な質問ですけれども、開始されてから立ち上がる。世界の情勢をずっとこう書いて、それが間違うておるわけですから、これはあとで申し上げますけれども、自衛隊としては、武力侵略が開始されてから、いつ何日北九州地方に某国の飛行機が何台か飛んできて爆弾を投下をした、そこで調べてみるとこうこうである、こういう形で書くのが筋じゃないか。そういうふうに書くのと、いまのようにアメリカと一緒になって大きなことをずっと書くのと実質的に変わらない。変わらないどころか、私はそれのほうが実はいい、結論としてあとで申し上げるが、そう考えておる。なぜそんなふうにいろいろと前提条件を考えるのですか、これをちょっとお尋ねしたい。

発言情報

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発言者: 中井徳次郎

speaker_id: 13123

日付: 1965-05-07

院: 衆議院

会議名: 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会