田中榮一の発言 (体育振興に関する特別委員会)

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○田中(榮)委員 一九七二年に大会が行なわれるわけでありまするから、ことしの冬訓練した選手がその大会に出るかどうか、これはわからぬと思うのであります。おそらくその選手は、もう相当な年配になりまして、その大会には参加すること一ができなくなるかと思うのであります。したがって、現在スキーとかスケートが盛んに行なわれておるような地方の小学校、中学校、高等学校、そうした地方の学校の少年の中から、将来のダービーにも出られるような駿足の駿馬を掘り出して、そうしてそれを将来の大会に向けなければならぬと思うのでありますが、それをするにつきましても、やはりこうしたことはムードが必要ではないかと私は思うのです。冬季大会というものを国民に知らして、一九七二年には札幌において冬季大会が行なわれる、だからいまのうちから十分訓練しなくちゃいけないのだといような、国民に一つのムードをつくるという意味におきまして、毎年の冬季大会には相当りっぱな選手をつくり上げる、同時にそれが全国的にスポーツを旺盛ならしむる一つの機運を醸成する、こういうことにならなくちゃならぬと思うのであります。したがって、ことしの冬に訓練をして、その選手を出すという意味ではなくして、いまから冬季大会のムードづくりをいたしまして、そしてそういうムードづくりをする中に、一九七二年に出場できるりっぱな幼い選手をいまから見つけ出してこれを養成する、こういう必要があるのじゃないかと思うのであります。そういう意味におきまして、ぜひともこの冬から訓練を強化してもらいたい。それには相当な経費も必要であろうから、体育協会に対して国としても相当なる思い切った助成をして、そしてこの冬季スポーツに対する援助をしていただきたい、こういう強い要望を持っているわけであります。この点、ぜひとも文部省当局としても御努力を願いたいと思います。
 それから、これは観光局の林君に一言お願いするのでありますが、一九七〇年でありますか、大阪で万国博覧会が開かれるわけであります。これには世界各国のバイヤーが来るわけであります。貿易商も来るわけでありますが、その翌々年が冬季大会になるわけであります。それで、おそらく運輸省の観光局としても、万国博覧会につきましては、国際観光協会を使って相当宣伝をされると私は思うのであります。いまから万国博覧会を宣伝すると同時に、札幌のオリンピック冬季大会も、国際観光協会等を十分に動員して、世界各国の若い人たちがぜひとも日本に来るように、万国博覧会と同様にいい宣伝をしていただきたい。結局、やはり各国の人々に来てもらう必要があろうかと思うのであります。せっかくこれだけの設備をするのでありますから、世界の人々に来てもらって見てもらいたい。日本の民族は平和を愛好する民族である、日本の文化、経済がこれほど発達しているのだということを十分見てもらいたいという意味におきまして、たくさんの外国人に来てもらわなければいけないと思いますので、この点についていかがでございましょうか、ひとつあなた方のお考えをお知らせ願いたいと思います。

発言情報

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発言者: 田中榮一

speaker_id: 23737

日付: 1966-05-11

院: 衆議院

会議名: 体育振興に関する特別委員会