田村良平の発言 (建設委員会)

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○田村(良)委員 ありがとうございました。
 それでは高木参考人並びに磯村参考人にお伺いしたいのですが、お話しになりました点で、りっぱな都計法ではあるけれども、やはり現在の官庁の機構からいうと、住民が喜んでみずからつくり上げた計画で、みずから実施しよう、そういう場合に、当該市町村なり府県なり、国のいわゆる強力な指導を受けるというような都計法でない、やはり内部の——上から圧力をかけたり、かってなことをせられて、住民不在のようなことでは、せっかくできた都計法も新たな混乱を起こすではないか、こういうように、まあたいして変わらぬというような高木参考人の御意見ではなかったかと思いますが、さらに磯村参考人から——私、逆になりますが、審議会を非常に強調されましたが、私は、この審議会という制度は全廃論者でございます。立法、司法、行政という三権分立のたてまえでありますから、もういつまでも占領下でもありませんし、官僚の隠れみのみたいな審議会をつくられて、議会の議決以前に妙な意思が出てきてみたり、行政当局が責任を持って立案すべき前に妙な審議会の委員に聞かねばならない、尊重しなければならないなんて、こんなことをやっていますと、国会も何も要らなくなる、審議会でみんなやってしまうのだから。その審議会の答申によってずいぶん国会が混乱し、迷惑した場合がたびたびあります。私は、こういう新しい、半世紀にわたって放置せられ、しかも行政の整備も全くおくれてしまって、いまやマンモス化する大東京、全く公害の町になっている。健康で文化的なんて、とんでもない話です。朝から晩まで人が死んでおる、こういうばかげた都市の生活を何とか私は是正しなければならぬと考えます。えらい知恵のないものだと思いますね。でありますから、この際、せっかく参考人の皆さんの御意見を伺いましたが、この都計法が、いわゆる住民が十二分に参加する、十二分に意思が入るというような方向にいくには、たとえばどういうふうにしたらよかろうかというようなことを、高木参考人から、地方自治その他の御経験から、この都計法にこういう画竜点睛をすればどうかというお話がもしあるとすれば、承りたい。
 それから磯村参考人のほうからも、審議会でございますが、申し上げたように、やはり責任者は責任をとる、それで初めて政治がすっきりする。あくまでも執行権と議決権は対抗であります。完全なる平等の法律に立って対抗する。いわゆる理論と政策を立てた対決の中に新たな調和を見出して政治、生活は前進するということは、火を見るよりも明らかであります。あまりにも占領治下長い間置いてけぼりを食らいましてどっちが政府の職員やら、どっちが代議士やらわからなくなってきた、こういうことで、私は、選挙によって選ばれました、民意を代表する機関というものの権威がそこなわれちゃいかぬということを考えますと、この法律にもあります村議会が議決する、あるいは審議会が入ってくる、この議決と審議会の答申が違った場合にどうするか。先ほど高木さんが言われますように、末端が非常に混乱しはしないかということについて私は憂えるものでございますが、この機会に、この点を払拭するにはどういうような方法がよかろうかという御意見がございましたら、参考までに承らしていただきたい、かように考えますので、よろしくお願いします。

発言情報

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発言者: 田村良平

speaker_id: 28680

日付: 1968-04-11

院: 衆議院

会議名: 建設委員会