田村良平の発言 (建設委員会)

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○田村(良)委員 私一人で恐縮ですが、もう一回お尋ねしておきたい。
 やはり生産者が自己の生活は一番よくわかっておりますから、生産者は——ただいまお話のように、たとえば、ことしの大会に出された集団生産組織ということはけっこうでございますが、私も日ごろ考えておりますが、たとえば石炭は生産目標を明示いたします。ところが、私なんかが今日まで体験したところでは、一体わが国は四十三年は何千万石政府が責任を持つかということについて具体的なお示しがない。でき秋のときに米価でたたかれる。そこで農村の不満が爆発する。だから、消費者の方からよく言われますが、とにかくとんでもない高い米だ、国際価格の倍も高い——それほど日本の米がおきらいなら輸入米でやったらよろしい。だから、思い切って切りかえるんですね、そうなったら。ところが、一体そう簡単に外国から米が入るか。昔から一番おそろしいことは、糧道を断たれることですね。もう食糧を断ったら、とにかく死ぬのですから。一万円札を食っても腹は張りません。そうすると、私がここで申し上げた転機というのは、八千万石あるいは六千万石、あとはやむを得ず輸入する、六千万石は絶対に確保するとなれば、あらゆる天然現象の危険の中で働く生産者に対しては、どうしてもそこに危険手当、あるいは来年度もどうぞあなたの米の耕作反別は落とさないように、換金作物に逃げないようにと、こうして大事にすれば、都市計画法というものの摩擦がだんだん減って、ほんとうに農民が農地を守ろうという気概が出てくる。そういうものがないところに農村の貧困があるんじゃないかと思います。したがって、それを政府が叱咤激励することはけっこうでありますが、われわれ生産者自身もまた新たな資本自由化のこの大きな国際経済の中で生きていくのですから、わが国農業の劣悪な条件をどのようにして改善するか、また、その中でわれわれはどのようにして生産性を高めていくか。また、高いだけが能じゃありません。生産性を高めることによって低廉な価格で供給することも必要でありますから、そういったことで、米とか食糧についての——生産者自身も、まことに失礼な言い分でございますが、思いを新たにしていただきまして、政府に要請すべき点、また、せしむべき点、みずから努力すべき点というものをひとつ区別していただきまして——私はもう一回お伺いしたいのですが、生産者団体としては、年間の生産目標、これに対する責任政治、こういうものをどうするかということをしみじみと考えます。そうでないと、都市周辺は、つくらず、ほうっておくほうがずっといいのですからね。日雇いさんを雇って、肥料を入れて、肥培管理をして米をつくるよりかずっといいのです。ほうっておいたら借りにきますから。法律上の土地にせずに、やみで貸せばいいのだから。毎日何千円かの賃料が入ってくる。そうすると、そんなばかなことはしなくなる。そうしてそのうち、もし世界的な大きな恐慌がきたときに、さあ輸入はとまった、食糧が来ない、油が来ない、一切こなくなったときにどうである、それはあまりにも愚かな政治じゃないかと思います。したがって、申し上げたように、民族の歴史の上からくる、農民というものをばか扱いし、何かくさいようなことを考えておって、自分たちの食う米だけは一銭でも安く食おうというようなことになってきますと、私はこの都計法に盛られている思想関係からも十二分に警戒をすべきだと思います。したがって、もう一回お伺いしたいことは、年間の生産目標、それについて生産者の団体は、われわれ生産者は最低何千万石だけは絶対供給する、そのかわり政府も責任をとれというような方向にいくようなお考えをお持ちになるかどうか、ちょっとこの点、参考にお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 田村良平

speaker_id: 28680

日付: 1968-04-11

院: 衆議院

会議名: 建設委員会