田村良平の発言 (建設委員会)
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○田村(良)委員 それでは、終わりにもう一回重ねてお伺いしますが、ただいままで生産者団体が大きく農政の前進としてやってこられましたことは、お話のように、価格問題であります。ところが、いつも私がふしぎに思いますことは、たとえば米価にいたしましても、御案内のように、指数化方式、所得均衡方式あるいは積み上げ方式と、いろんな形でやりますが、農林省自体が生産者の計算した数値について全く分析をしない。頼んでいない指数化方式を一方的にやってくる。あるいは畜産物にいたしましても、実は毎年同じことを繰り返しておる。たとえば農林省は平均五年をとる、生産者団体のほうは三年をとる。この物価変動の激しいときに、五年ものんびりしたものをとられたのでは、だんだん薄まっていくにきまっております。一番近いのは、去年と比較してどうだということが一番早いですね。こういう点についていつも考えますが、乳価にしても、あるいは畜産物一般にしても、あるいは肉の価格にいたしましても、米価、こういった重要な畜産物の価格あるいは農産物の価格につきましては、現在の畜安法なり農産物価格安定法なりを、生産者団体としても、こういう点が全く現実に合わないのだ、何ぼ理屈を言うても現実はそうではないではないかということを——洋服を着ておる人をつかまえて、おまえ、着物を着ていて何だと言っても、こいつは洋服なんです。そうしていつも計算方法の違いで無用な混乱を農政に起こしている。これについて生産者団体御自身も脱皮していただかなくちゃならぬ点があるのじゃないかと思います。したがって、これは日常、全中の組織を通じて農林省と十二分にいわゆる討論をせられまして、建設的な方向に持っていく。農民を管理しなければならない、農民を指導すると言う農林省が、いつも計算法では百姓とけんかをするのですね。こんなむちゃくちゃな政治は私はないと思うのです。つくっている人がこれだけ要るというのに、つくらない人がそれだけ要らぬなんというおかしな話はないですね。メーターが二百円出れば二百円なんですから……。高い安いは別ですよ。ところが、生産者が、これだけ生乳はかかります、これだけ豚の枝肉はかかりますと言っても、どうしても承知しない。そういうことは私はたいへんなことだと思います。
きょうは非常にいい機会でありましたから、参考人の方に私の所見を申し上げて、私は、あすの日本の農政並びに関連いたします都計法の前進とともに、農地だけが転落したり百姓だけが置いてけぼりを食らったりというようなばかは見たくないと思います。したがって、価格形成にあたりましても、ひとつ生産者団体におかれましては十二分の御検討をしていただいて、すみやかに同じ認識と理解の上に立ってわが国土の繁栄のための農業というような方向に生産者団体がリードすべきだということを特に申し添えて、御見解があれば承って、私の質問を終わりたいと思います。