愛知揆一の発言 (外務委員会)
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○愛知国務大臣 ベトナムについては、お互いに国民の一人一人、あるいはまた世界的に申しましても、パリ拡大会議の一日もすみやかな成果というものを期待しているという現状であると思います。最近ではいわゆる十項目の提案というようなものも出ておりますし、私どももその成り行き等については十分関心を持ちながら見詰めておりますけれども、どうかして何らかの方向に向かって決着ができるということを期待しておるわけでございます。そしていわゆるポストベトナムになりましたならば、今後国際的な緊張が再び起こらないように、当該地域の住民の福祉の向上というようなことに日本としてもできるだけの協力を惜しまないという態勢でまいりたいと思います。
また同時に、朝鮮半島を含んで極東情勢については、緊張が緩和できるような努力はこの上とも続けてまいりたいと思いますが、やはり日本自身の安全ということが第一義的に最も必要なことでありますから、従来そうであったように、今後におきましても、日本国民が沖繩の県民を含めて自由と繁栄が期待できるような、そういう安全な守りというものを、十分一方においては固めていかなければならない。
なおまた、沖繩の問題について申しますれば、それはそれとして、たとえば極東の状況がこうなったならば返還の問題を取り上げるというような角度ではなくて、先ほども話がございましたが、四分の一世紀にわたって他国の施政権下にあるこの異常な事態は、一日もすみやかに解消すべきである、こういうことでひたむきにこの問題の解決をはかっていきたい、こういうふうに私は考えているわけでございます。