江崎真澄の発言 (建設委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(江崎真澄君) 私、先ごろの内閣改造にあたりまして、自治大臣と国家公安委員会委員長、そうして当委員会で御審議をお願いいたしまする北海道開発庁長官に任ぜられました。いろいろお世話になりまするが、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
 第七十一回国会における委員会審議をお願いするにあたりまして、北海道開発行政の基本的な考え方について、所信を述べたいと存じます。
 北海道の総合開発は、今日、北海道の有する豊かな潜在発展力を効果的に発揚し、国土利用の抜本的再編成に積極的に寄与する国家的事業であります。
 このような観点に立って、さきに政府は、第三期北海道総合開発計画を策定し、昭和四十六年度以降、この計画に基づいて各般にわたる開発事業を積極的に推進しているところであります。
 昭和四十八年度は、この第三期計画の第三年度に当たりますので、この計画に盛り込んだ諸施策の具体的な展開につとめることとし、特に、北海道の長期的・飛躍的発展の起動力となる先導的開発事業を重点的に推進いたしまするとともに、明るく豊かな地域社会の建設を目ざして、環境条件の総合的整備をはかり、第三期計画を着実に軌道に乗せるよう全力を傾注する所存であります。
 すなわち、この計画における大規模プロジェクトであります苫小牧東部大規模工業基地の建設、石狩湾新港地域の開発、根室地域における新酪農村の建設等に本格的に着手いたしまするとともに、国土の主軸形成の一環をなす青函トンネルの建設、国土開発幹線自動車道の整備等を推進することとしております。
 さらに、都市、農村を通じて、北方風土にふさわしい明るく住みよい地域社会の建設をはかるため、広域生活圏の構想に即して、地域産業の開発振興と社会生活基盤の整備を積極的に推進することとしております。
 次に、昭和四十八年度における北海道総合開発の基本施策のうち、建設関係分の重要施策について申し上げます。
 道路整備につきましては、幹線道路網を形成する国道、道道等の整備を計画的に進めるとともに、都市の秩序ある形成を誘導する都市バイパス、都市計画街路及び地域の生産生活活動に密着する地方支線道路につきましても積極的に整備を進めることとしております。また、交通の安全対策を推進するため、交通安全施設等整備事業を促進するほか、特に冬季間の道路交通を確保するため、除排雪等の事業を積極的に促進することとしております。
 治水事業につきましては、石狩川などの重要河川をはじめ、都市河川及び災害多発地域における中小河川の改修を重点的に実施するほか、都市環境の保全に資するため、都市河川環境整備事業を積極的に推進することといたしております。
 また、河川総合開発事業につきましては、多目的ダム建設事業として大雪ダムの建設等を促進するほか、新たに十勝ダム、美唄ダムの建設、沙流川水系ダムの実施計画調査に着手するとともに、治水ダムとして様似ダム、矢別ダムの建設等を促進するほか、新規に佐幌ダムの建設に着手することとしております。
 最後に、第三期計画において重視しております生活環境施設の整備につきましては、北海道のきびしい自然環境にかんがみまして、寒地生活に適するよう住宅の質の向上と建設戸数の増加につとめるとともに、下水道及び都市公園につきましては、多数の新規個所を採択して、都市環境の整備改善を積極的に推進することとしております。
 以上、北海道総合開発行政に関する諸施策について所信の一端を申し上げましたが、今後とも北海道開発の推進に全力を傾ける考えでございまするので、各位の一そうの御協力と御支援をお願い申し上げます。

発言情報

speech_id: 107114149X00219730306_008

発言者: 江崎真澄

speaker_id: 3035

日付: 1973-03-06

院: 参議院

会議名: 建設委員会