杉山善太郎の発言 (運輸委員会)

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○杉山善太郎君 大体の見解と識見を承りましたが、たとえば昨年のあれではこういうようなこともうたわれまして、非常に私は参考になるし、今後これを中心として勉強していけば一つの成果がある。たとえば海運会社の実態というものを一応位置づけてとらえながら経営の内容を見ると、実際は投資をしている面では赤字であるが、仕組み船であるとか、あるいはチャーターバックというような、そういう一つのこれは苦肉の策という評価はどうかと思いまするけれども、ともかくも正常な姿ではないのでありますが、これのバランスをとっておって、とにかくこれは本来の姿じゃないんだ、しかしながら、やりくり算段で一応お茶を濁しておるというような、そういう点についてこれも掘り下げて、これも過程の段階としてはやむを得ざる処置ではあるが、これは漸次姿勢を転換をしていく必要性があるんだというふうにも考えられますし、また討論の中では、船員問題については、安い賃金の第三国人、主として韓国人であるとか香港であるとか、その他の人たちを使っておるような、そういう点もふえてきておるわけでありますが、これは当然チャーターバック等に関連をして、あるいはまたいろんな関係からそういうものがあり得るわけでありますが、これは日本の正常な海運なり港湾なりの労使関係というものの足並みをやはり正常な側面からとらえて、決して、正常な方向へ、プラスにはならない、マイナスにはなってもプラスにはならないんだというかっこうで姿勢を正していく必要があるんだと。
 港湾の問題についても港湾の汚染であるとか、前回港湾法の一部改正になって廃棄物の処理であるとか、環境の整備というものがなっておりまするけれども、港湾の多様化がコンテナ船であるとか、ラッシュ船なんかによって非常に荷役作業の関係が変化してきておるんだ、これによってILO関係の労働条約の問題に関連する荷役作業の関係も入ってきておる。それからまた海外の協力の問題は、これは外交の問題とも関連があるわけでありまするけれども、こういうような問題について、海運の協定という問題、たとえばいま日中の国交が回復されても、実務協定の最たる海運協定というものはいまだしであるんだというような、そういう点もありますし、計画造船についても、やはりそれなりに在来のものであっても、手直しをしたり、一〇〇%の自信で効率のある造船計画というものが正常な軌道に乗っていないといったような姿もあり得るので、これはただ一省だけではなかなかこなし切れないと思いまするから、先ほど前段の場で申し上げたように、可能性があり得るならば、外務それから経企庁ですね、それからその他の関係省庁も含めて、ひとつ一日のことでできるわけですから、コクのある——ことしの七月にはまだ間があるのでありますから、従来の海の記念日の行事というものの中の、運輸省が主軸となっておやりになった海の記念日というものをこの辺から発想の転換で、コクのある技術的な一つの方向へ位置づけてもらいたいということを、これは強く願望しておきます。

発言情報

speech_id: 107213830X01419740404_007

発言者: 杉山善太郎

speaker_id: 9765

日付: 1974-04-04

院: 参議院

会議名: 運輸委員会