内田守の発言 (運輸委員会)

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○政府委員(内田守君) 私からごく簡単に、造船業の現状とこれからの見通しを申し上げます。
 私どものほうの造船業は、昭和三十一年から、御承知のように、その建造量はずっと世界の首位を占めておりまして、特に最近は、世界の造船業の約五〇%をわが国で建造しておるということでございます。その理由は、世界に先がけまして、特に造船技術が優秀であること、それからそれに対応する造船施設の整備、それから忠実な納期の励行というような点がそのおもな理由になるわけでございます。現在日本では、これは小さい造船所も入れまして約千三百造船所がございます。いわゆる五百トン以上の船を建造し得る造船所はそのうちの約百八十工場でございます。それから造船の従業員は、下請企業等を含めまして二十六万人といわれております。なお造船に関連いたしまして、たとえばエンジンであるとか、そういう関連製品に従事する従業員は約十五万人でございます。
 それで現在、先ほど申し上げましたように、建造量は世界の約半分でございますが、最近特に需要が旺盛でございまして、これは特に外国船主からの需要が旺盛でございまして、現在の主要な造船所の手持ち工事量は約四千万トン持っておるわけでございます。これは従来の年間の建造実績から見ますと、約三年分の手持ち工事量を持っておるということでございます。特にそういう手持ち工事量の量的な問題だけではなくて、特に最近はそれに対応する船型が非常に多様化しております。たとえばコンテナ船であるとか、あるいはプロダクトキャリアであるとか、そういう船型が非常に多様化しておるというのが実情でございます。
 それから今後の見通しでございますけれども、昨年の石油危機等に関連いたしまして、これからどういうふうになるかというようなことについては、さしあたりの目標はなかなかつけがたいのでございますけれども、引き合いの状況は依然として活発でございます。長い目で見ますれば、今後とも造船の需要というのは増大をするでありましょうし、またその船型は先ほど申しましたように新しいいろいろな種類の船舶がいろいろ出てくるんではなかろうかということでございます。

発言情報

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発言者: 内田守

speaker_id: 15196

日付: 1974-04-04

院: 参議院

会議名: 運輸委員会