田中正巳の発言 (社会労働委員会)
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○田中国務大臣 医療については諸外国に余り遜色がない、こういうふうな表現ですが、これは一つは、社会保障というものを大きく分けますと、所得保障と医療保障という二つの分野に分けられる。そのほかに白書には福祉サービスという面がありますが、これはちょっとカテゴリーが違うわけで、この二つに分けますと、この所説というものは、わが国においては所得保障と医療保障を比べると、第一にやはり医療保障の方がかなり実は進んでいるということを表現をしたいという気持が一つあるだろうと思います。それからまた、医療そのものの給付のあり方、内容等々をいろいろ検討してみるときに、いろいろ問題はたくさん実はあるわけでございます。
たとえば医療保障の仕組みの問題についても、いろいろと考え直さにゃならぬ問題が多々あるだろうと思います。給付の面についてもいろいろとあるだろうと思います。また、先生お説のとおり、いわゆる医療のサービスの提供の場所と時間というところに大きな問題があるということは、もうこの委員会でいろいろと力説されているところでございまして、決して万全であるなどというふうには考えておりません。
一つはやはり所得保障との関連で、いま一つは世界じゅうの医療保障——私は実はいわゆる諸外国の医療保障の先進国というところを、いろいろと専門に検討して歩いたことがございますが、それぞれの国にいろいろ実は問題がございます。給付の内容につきましても、一〇〇%の給付をしていないという国がわが国では社会保障の王国と言われている国であるわけでありまして、たとえばスウェーデンのごとき、四分の三の療養費払いといったようなことがあり、また、それぞれの国において給付の面においては、わが国と比較して、いろいろグロスで言いまして、かなりわが方がいいかなと思われるようなものを実は私があちこちで見て感じてまいりました。
〔委員長退席、戸井田委員長代理着席〕
しかし、そうは言うものの、わが国の医療制度が完全無欠で、再検討の必要がないなどということは私はとうてい考えておらないわけでありまして、そういったような点については今後とも改善を加えていかなければならぬことはもちろんでございますが、しかし、総じて言うならばというような意味で書いておるものというふうに御理解を願いたいと思います。