池田克也の発言 (文教委員会入試問題に関する小委員会)

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○池田(克)小委員 三つばかりお伺いしたいと思うのです。
 この委員会でも、ほどんどの皆さん方から足切りはやるべきではないという御意見が出ておりました。ここに四月九日の毎日新聞で一覧になっているのがあるのですが、すでにこの段階で足切りをやるという大学が九つ出ております。従来足切りは余りやっていなかったようなところも足切りを検討するというようなことも出てきておるわけであります。
 私はガイドラインについて問題意識を持っているのですが、論述式というものがある程度望ましいということになっております。そうすると、大学側としては論述式の採点というものにかなりの物理的な限界を感じていらっしゃるのではないか。したがって、足切りという問題をこちらでしないようにということをしていくためには、ガイドラインについてもう少し配慮をすべきではないか、こういうふうに私は思うわけです。特に二次試験の科目数については、この新聞によりますと、京都大学などでは五教科やるというふうにおっしゃっている。岡本先生きょうはお見えになっておりませんが、この問題の推進役でいらっしゃる京都大学でこういうことが出てまいりますと、先ほど加藤先生がおっしゃったように、中間でデータを全国の大学に回して、それを参考にして、また七月までに決めなさいということになりますと、あそこでやっているのだからうちもやるということが出てくる。私はそういう意味で、このガイドラインの中で、論述式は確かに方向としてはいいと思うのですが、やはりもう少し練ってみる必要があるのではないかという問題意識を持つのです。
 それから、二番目の問題は、高校の先生の負担増ということなのです。私も何人かの方に伺いましたが、大変だという意識を持っていらっしゃる。これはやってみなければわからないことは私たちもわかりますが、一つには、今度の二次試験の内容によって、かなり高度な、深い準備をさせなければならない。また、一次試験のためには幅広く、浅く教えなければならない。そこに論文が入ってくる。従来論文などについて、小論文であろうとも、非常にいまの高校土は弱い、そういう点を指摘しておりまして、広く浅く、また科目数は減るかもしれないが、より深く教えなければならない。いまの高校教育の中で負担を大変強く感じている。父兄の方も同じだと思うのですね。やはり、負担を軽くするという趣旨で今回の統一入試が企画されているのに、逆行するのではないか。これは杞憂であればいいのですが、その点について意見として述べさしていただきたいと思うのです。
 三番目の問題は、具体的にこれを運用していった場合の施設の問題でございます。どこにこの建物を建てるかという問題は、これは文教委員会でも前に私は大学局長に伺いました。その場所、広さ、それからそれに伴う建設費がどのくらい毎年毎年かかっていくのか。いま約十三億円の予算でございますが、これは八万人のテストを含めた予算だと伺っておりますが、本番が始ったときに、どのくらいの費用が予算として必要になってくるのか、できれば建設に関する青写真、概略がもしあればお示しいただきたい。
 以上三点でございます。

発言情報

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発言者: 池田克也

speaker_id: 29804

日付: 1977-04-22

院: 衆議院

会議名: 文教委員会入試問題に関する小委員会