山下元利の発言 (予算委員会公聴会)
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○山下(元)委員 各公述人におかれましては、貴重な御意見をお述べいただきましてありがとうございました。
私は、安田公述人に二、三の点についてお伺いしたいと思っております。
公述人は、五十三年度予算は、何としても現在の経済情勢の中において内需拡大、そしてまた公共事業を中心として編成されていることについて、特に平電炉業界の実情をお述べになりながら、予算の基本的な性格について評価いただいております。また十五カ月予算にもお触れになりまして、やはり切れ目なく執行されることについてお話もございました。
〔委員長退席、毛利委員長代理着席〕
そうした基本的な問題についての御意見は承りましたが、お話の中でひとつお伺いしたい点は、まず第一は、確かに公共事業を進めるということが内需拡大に役立ちまして、不況脱出のために役立つと思いますけれども、問題は、かつてはいろいろ財政なり金融政策を積極的に運営いたしましたら、同時に民間の意欲がわいてきた。単に財政面における公共事業だけではなくて、そうしたことによって民間の設備意欲が盛んになるということが大事だと思うのです。財政だけがひとり歩きして、それが済んだらもう後はさっぱり燃え上がらないというのがいまの日本の経済の不況の姿だと思うわけでございます。私どもは、五十三年度予算を編成いたしましたのは、何としても、財政をこういう形にいたすが、同時にそれによって民間の設備意欲が高まって、全体として景気がよくなるということをねらっているわけでございます。そうした意味において、今後民間の設備意欲等はどのような形になっていくだろうか。私がいま申しているような姿になることが大事だと思うのです。その辺におきまして、五十三年度予算というのは大変な大きな問題を持っておるわけでございます。それらについての御見解をまず第一にお伺いしたいと思います。
それから、特にいろいろお話もございましたが、在庫調整の問題であります。
当委員会におきまして審議している中におきましても、在庫調整の問題、またその見通しについて論議が交わされてまいりました。これはなかなかむずかしいものでございます。しかし、昨年あたりの経過を振り返ってみますと、在庫がもうちょっとうまく進んでいたらなあというふうなことを言いながら、それがなかなか進まなかったのが不況につながったと思うわけでございます。先ほどの公述の中にも、いろいろと何かいい方向に進んでいるというふうな感じも私はうかがわれたのですけれども、もうちょっと具体的にそれをお伺いをさせていただきたい、このように思うわけでございます。やはりこれがことしの経済見通しの決め手でもございますし、それがまたこの予算の庶幾いたしておりますところの経済成長にも非常に関係してまいるわけでございます。その点についての御見解を承りたい。
最後は、細かいことでございますけれども、先ほど、公共事業が切れ目なく執行されるために、やはりその執行面における手続の簡素化ということをお願いしたいという要望がございました。私ども、これは前々からまことに大事なことだと思い、進めたいと思っておるのです。つきましては、そうした具体的な形で、こういう方向でどうだというふうな具体例でもお示しいただければありがたい、このように思う次第でございます。
以上、精粗ばらばらでございますけれども、先ほどの公述に関しましてお伺いするわけでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。