園田直の発言 (外務委員会)

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○国務大臣(園田直君) 私は、中国に対しては、覇権の問題はこれはむしろ向こうから言われて同意したのではなくて、私みずから、覇権反対はこれは今日の原則である、たとえ相手が米国であろうと中国であろうとソ連であろうと、覇権を行われた場合にはわが日本は抵抗いたします、ただしその抵抗の仕方、覇権反対の仕方は中国とは立場が違うし方法も違います。
 なお、中国とソ連との対立、これはソ連に行ったときにモスコーでも同様のことを言いましたが、中ソはもともときょうだいの国であり、かつては中ソ同盟条約を結び日本を敵国ときめつけられた。ある時期には誠心誠意ソ連学習という言葉で中国は建設を始められた。それがいまけんかをされて対立しておるのはいいが、両方が日本に対してとばっちりをかけておられるのはまことに迷惑である。日中友好条約を無条件で結べというのは三〇%近くしかありません、あとの大多数は、日中友好は大切である、締結しろという声ではあるが、ただ中ソのけんかに巻き込まれては困るというのが日本の意見であります。したがいまして、わが日本はいかなる地域でもいかなる場所でも紛争が火を噴くことがないように全力を尽くす所存でありますから、中ソの対立については緊張を緩和するようにわれわれは望みます、場合によってはその時期と場所があれば日本はその役目を果たすつもりであります。新聞には一笑に付せられたとありますが、そうではなくて黙って中国の方は聞いておられました。そこで、日本は、この覇権という問題はあくまで社会原則である、一国を指定してやるべきものじゃないということを私は主張したつもりでございます。
 領土の問題については、尖閣列島については、先般報告したとおりでございます。

発言情報

speech_id: 108413968X00119780818_009

発言者: 園田直

speaker_id: 5762

日付: 1978-08-18

院: 参議院

会議名: 外務委員会