園田直の発言 (外務委員会)
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○国務大臣(園田直君) これは主として鄧小平副主席との間の話でありますが、中国の近代化に協力をしてくれと率直に話がありました。そこで、私は、軍事協力はできない、その他のことについてはすべてのことについて協力をする用意がある。その中で言われましたのは、第一は中国の経済開発の問題、産業改革の問題それから科学技術の導入の問題、それからいまの文化交流の問題でございます。
私は、全般的には、華国鋒主席と最後に、これを機会に今後お互いに気持ちのいい話ばかりしないで、私の方も遠慮なしにあなたの方に注文をつけたり、あるいはここは都合が悪いと申し上げますが、あなたの方もひとつ遠慮なしに言ってもらいたい、そして率直に友好関係が実を上げるようにしたい。そのために、こういう種々の問題があるから、外相レベル、事務レベルの打ち合わせは頻繁にやりたい。そこで具体的にどうやるかは批准書交換においでになったときに決めましょう、こう言って帰ってきたわけであります。
その中で、いま出ました留学生の問題、これは私行く前に文部大臣と直接会いまして、中国近代化のために文化、留学生の問題が来ておる、そこでこれはぜひよろしく頼む、こういうことでしたが、文部大臣はそのときは予算の関係で余り多過ぎるという話でございました。向こうの方では、いや予算は要らない、全部私の方で金を持ってもいい、こういう話でありますから、帰りましてから、党の方にも、それから文部大臣の方にも、そういうことであるから無理をしてでも格別の処置を願いたい、こういうことでいま努力をしているところでありますが、詳細は文部省から来ておられますから。
次に、経済開発の問題でありますが、私、これも行く前に河本通産大臣と打ち合わせていきましたので、鄧小平副主席との会談の最中、実は、この友好関係が始まったら、直ちに日本と中国は、日中間の問題、それからアジアの国々に対する責任と義務が出てくるはずであるから、こういう点を十分やりましょう、経済開発については通産大臣がすぐ橋を渡ってくることになっております、長期貿易の契約、それから今後の問題、こういうことで十分お話し合いを願いたい。鄧小平副主席はその場で歓迎する、こういうことでございました。こういう方向で進めていきたいと考えております。