粕谷照美の発言 (公害対策及び環境保全特別委員会)

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○粕谷照美君 長官にお尋ねをいたします。
 長官、私は小学校のころ文部省唱歌を習いまして、その幾つかの心に残る歌の中で、「のどけき春の朝ぼらけデッキに立ちてながむれば朝日きらめく波の上」というこの瀬戸内海の歌を何度も何度も歌いましてね、そのときに、ああ私も死ぬまでのうちには一度瀬戸内海へ行ってみたいものだと、こういうことを思っておりました。それだけに、いまの瀬戸内海を見まして本当に幻滅を感じております。そしてまた、その幻滅があればこそ、いままでのこの瀬戸内海環境保全臨時措置法の第二章の第三条というものは非常に心を打たれて、りっぱな崇高な精神を盛り込んだ法律であるということをいつも思わないではいられませんでした。そういうことを考えてみますと、この臨時措置法が三年間の期間を区切って、本来ならば改正されるべきであったにもかかわらず二年間延長された。二年間延長されて、今回の改正案が出されるということについては、長官の御努力を高く評価をしたいと思います。したいと思うんですけれども、もう会期末も実質的に審議ができる日にちというのは二日間しかない。そんなときに参議院にこの法律が回ってくるというような、何か駆け込み的な状況に陥っているということは、大変な圧力が環境庁に対してあったのではないか。それをはねのけはねのけしたのかどうなのかということについても非常な危惧を持っているものですから、長官、これは臨時措置法よりはうんとりっぱな法律なんだと言うことができるかどうか、その所信についてお伺いをしたいと思いますし、こんなにおくれたその理由というのは一体どこにあったのかということについてもお伺いをしたいと思います。

発言情報

speech_id: 108414205X01319780512_004

発言者: 粕谷照美

speaker_id: 34528

日付: 1978-05-12

院: 参議院

会議名: 公害対策及び環境保全特別委員会