粕谷照美の発言 (公害対策及び環境保全特別委員会)

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○粕谷照美君 実態は理解はしますけれども納得しないんですよね、私は。どうしても納得ができないと思います。環境庁の熱意と努力、そのものもわかりますけれども、しかし、やっぱり押し切られた部分が大変ある、こういうことを思わないわけにはまいりません。けれども、やっぱりその努力の部分も評価をするということにはやぶさかではありません。具体的な問題については、きょうに限らずまた後でずっと審議をしていきたいというふうに考えておりますので、きょうは幾つかの点に限って質問をいたします。
 最初に、現行の瀬戸内法は、経済成長の中で瀬戸内海が死の海になっては大変だと、こういう危機感が高まって議員立法という形を踏んだのだと思います。これ、制度的には必ずしも十分ではありませんですけれども、それでも運営の仕方によっては十分効果が上がるようになっていたと思いますが、今回出されておりますこの改正案を見ますと、現行法に比較して、制度としては非常に整備をされている形をとっております。たとえば、提案理由で説明された、府県計画をつくっていく、富栄養化被害発生の防止、あるいは自然海浜の保全、こういういままでになかった制度が盛られたということでは評価をしています。しかし、現行法をつくったときに、私が先ほど申し上げました第二章の第三条、この情熱というものが盛り込まれた法律ではないという感じがいたします。
 具体的にいろいろと申し上げますけれども、たとえば総量規制についてであります。この総量規制は今回の法律のエースといいますか、切り札と、こういう評価を受けているようでありますけれども、臨時措置法は、産業排水のCODを四十七年汚濁負荷量の二分の一に削減するということを目標にしておりました。この二分の一というものは、決して化学的にも正しいとは言えないと思います。疑問もいろいろと出されていたものでありましたが、それでもなおかつ成果は、環境庁がおっしゃるように一三一・七%上がったと。それから透明度についても、五から六・九メートルと具体的に数字が上がっているようです。この数字というのは、なるほど大きな成果は上げておりますけれども、環境庁のCODの基準というものに対しては、達成をしているのでしょうか、達成していないのでしょうか。いかがでしょう。

発言情報

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発言者: 粕谷照美

speaker_id: 34528

日付: 1978-05-12

院: 参議院

会議名: 公害対策及び環境保全特別委員会