曾禰益の発言 (本会議)
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○曽祢益君 ただいま、私の国会在職二十五年に及びましたことに対し、御丁重なる表彰の決議を賜り、まことに感激にたえません。(拍手)この決議は、私にとりましては身に余る光栄であり、深い感銘を覚えるものでございます。議長並びに本院議員各位の御厚情に対しまして、心から御礼を申し上げます。(拍手)
今日の私の栄誉と喜びとは、これまで御指導、御鞭撻を賜りました先輩、同僚各位、各種の運動にともに参画してこられました同志諸君及び終始変わらず私を支持していただきました神奈川県有権者の皆様方のお力添えによるものであることは、いまさらちょうちょうするまでもございません。改めてここに、これらの方々に御礼を申し上げなければならないと存じます。(拍手)
私が、昭和二十五年六月、第二回参議院議員選挙で初めて議席を得て、議会の子としての政治活動を開始したのは、その直後の朝鮮動乱の勃発、サンフランシスコ平和条約、日米安保条約の締結と、わが国が占領の終えんから独立の回復へのまさに激動の時期であり、また、新憲法下の議会制民主主義の真価が問われるときでありました。自来今日まで忽忙たる三十年、いま静かに顧みますとき、まことに感慨無量なものがございます。
昭和四十二年一月以降、私は、本院議員として皆様方の御協力と御支援をいただき、今日、この表彰の栄誉に浴することができたのであります。
この間に、私が昭和二十四年から所属しておりました日本社会党は、二十六年には左右に分裂、そして三十年には再統一、さらに三十年にはついに民社党が分離誕生と、波乱万丈でございました。私も政党人として苦難と曲折の道を歩まなければなりませんでした。
しかしながら、私は、その間にあって、ひたすら世界の平和と祖国の安全、わが国民の福祉と繁栄を念願し、生まれたばかりの議会制民主主義の確立と発展のために微力をささげてまいりました。(拍手)
この間、私なりに、終始一貫、自己の信念と信条に誠実に生き続けてきたつもりでございます。ただ、悲しいことに、非力、非才、志の大なるに比してその成果の余りにも小なるを、いま顧みて恥じ入るばかりでございます。
今日、つらつらわが国現下の状況を見まするとき、私どもが追い求めてきた理想の社会、すなわち福祉国家と隔たること余りにも大きく、いまだ道遠しの感を深くするものでございます。また、われわれを取り巻く国際環境も、日々これ変転、全く予断を許さない厳しいものがあります。このような内外の諸情勢を考えますとき、われわれ国会議員に課せられた任務の重大さを痛感するものであります。
私は、今日与えられましたこの栄誉に、一層心を引き締め、自粛自戒、国民より負託せられたる議会人としての責務を十全に果たしたいと存ずるものであります。(拍手)
終わりに臨み、同僚各位より賜りました長年の御指導に改めて深謝し、向後も変わらざる御厚情をお願いいたしまして、感謝の言葉といたします。
ありがとうございました。(拍手)
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