園田直の発言 (本会議)

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○国務大臣(園田直君) お答えをいたします。
 東京サミットでエネルギー問題が大きく打ち出されて南北問題が片すみにやられようとする空気があったことは、御発言のとおりであります。
 わが方の総理は、ボンのサミットにおける次のサミットでは南北問題は十分討議しようという約束があったこと、第二番目には初めてアジアで開かれたこと、第三番目には深刻なエネルギー問題は先進国にも影響をするが開発途上国に対する影響はきわめて深刻である、こういう点から終始イニシアチブをとり、南北問題について討議をし、総会の宣言でごらんのとおり、資金の流れの増大、食糧面、エネルギー面における協力、人づくりを含む経済・技術の協力と宣言文に取り上げられ、開発途上国、特にASEANからは日本のイニシアチブを高く評価されているところでありますから、御理解を願いたいと思います。
 次に、アフリカに参りましたが、アフリカは、御承知のとおりに、石油の出る国はナイジェリアだけであります。ナイジェリアからはわが日本は石油はいま買っておりません。一言一句もアフリカ諸国で資源の問題を相談したことはありません。
 中南米に入るに先立ち、内外記者会見で、資源の相談に来たのか、こういう話がありましたから、私はことさらに、初めてよその家を訪問して物をねだるような不見識なことはいたさぬ、こう言って中南米に入ったわけであります。メキシコでは、通産大臣がやっておられた石油の問題の懸案がありましたからこれは出ましたが、その他の国では一切私は資源のことは話しておりません。
 中南米とアフリカはつながっております。しかも、中南米とアフリカが今後世界平和のためにどのように発言権が増大してくるか、しかも平和のためには非常な影響力を持つ国であることは、私よりも小野さんの方が御理解が深いはずであります。そのような国々と長期的な視野に立って友好関係を結び、相助けて世界の平和と繁栄に貢献するパートナーとしての役割りを結ぶことが私の訪問の目的であります。
 江崎通産大臣が中東へ行かれましたときにも十分相談をして、物ごいではないように、各国の国づくりに協力するという日本政府の意向を表明をされて非常に成果があったものと考えます。
 資源については、小野さんのおっしゃるとおりでありまして、私は、開発途上国、OPEC、こういう国々と長期的視野に立って友好関係を結び、世界の平和と繁栄に貢献することが日本の資源の確保と安定に通ずる道であるということは、御意見のとおりであります。(拍手)
   〔国務大臣栗原祐幸君登壇拍手〕

発言情報

speech_id: 108815254X00319790906_005

発言者: 園田直

speaker_id: 5762

日付: 1979-09-06

院: 参議院

会議名: 本会議