園田直の発言 (本会議)
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○国務大臣(園田直君) 申しわけありません。落としたそうでございまして、カンボジアの国民が打ち続く戦禍で食糧飢饉と医療品に非常に悩んでおって、想像以上な悲惨な状態にあることは御承知のとおりであります。その中にあって、ポル・ポト、ヘン・サムリン両方がお互いにやっておるわけでありますけれども、率直にわが方から言えば、ヘン・サムリン政権というのは、都市は占領しておるが、人民の掌握はほとんどない。どう考えてみてもこれが全土を支配する政権とは言いがたい。一方、ポル・ポト政権についてもいろいろな悲しい情報が入っております。私は、直接、ポル・ポト政権の方には、政権を維持し、真にカンボジアの独立を図るためには、相手はベトナムでもなければどこでもない、カンボジアの国民自体だ、それについて遺憾な話を聞くことはまことに残念である、注意されたらどうかと、こういう申し入れをしております。
なお、正直に言いまして、ポル・ポト政権の方も、これまた全土を支配する政権とはなかなか言いにくいことは、これは事実でございます。しかし、わが方はいままで法的にこの政権を承認し、その法的関係がいまなお続いておる段階であると御理解を願えれば幸いであります。(拍手)
〔国務大臣山下元利君登壇、拍手〕